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2016年12月29日から31日までの日程で、東京ビッグサイトで開幕中の「コミックマーケット91」(以下コミケ)。今回も3日間で50万人規模の来場者が見込まれているのだが、私(佐藤)はここ最近のコミケで、マニアック書籍を発掘することにすっかりハマってしまった。

ということで今回は、コミケ開催初日の29日に会場で発見したマニアックな書籍5冊を紹介したいと思う。

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・シネマ・ジャーナル VOL.91(テス企画)

女性がつくる映画誌『シネマ・ジャーナル』。この書籍は2014年夏に発刊されたもので、最新刊ではないのだが、非常に興味深い特集に目をひかれた。それは、「この夏、インド映画が暖かい」というコーナーに設けられた、言語別インド映画の解説である。言語の違いは文化の違い、多言語で成り立つインドで制作された映画を、言語別に解説しているのは非常に面白い。

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・仮面ライダー ロケ地大画報(ロケ地大画報舎)

第2次ベビーブーム世代の私(佐藤)にとって、ウルトラマンと仮面ライダーは二大ヒーローだ。その名前を聞くだけでも、ちょっと胸がアツくなる。さまざまな解説本が出ているなかで、この書籍は「ロケ地」という観点から、作品を紐解いている。仮面ライダー(2号)のロケ地を14~25話にわたって紹介。残念ながら、今回ライダー1号の書籍を購入できなかったのは残念。意外にも、現存するロケ地はたくさんある。

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・ウルトラマンタロウ ~流用音楽の世界~(ルノホート)

先も述べたように、ウルトラマンと仮面ライダーは私のヒーローだ。こちらは音楽の観点から、ウルトラマンタロウを紐解いている。幼い頃の記憶と辿ると、ウルトラマンシリーズの中でも、タロウの音楽はかなりダイナミックだったと記憶している。この書籍を元に、大人になってそのダイナミズムの正体を暴いてみたいと思う。

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・「戦隊もので見かけるあの投げ技 格闘技の力学~読むだけでできる(と思う)格闘技2~」 (著者とんろんぴん)

コミケの醍醐味は、想像もつかない発想や着眼点を持った著者に出会えることではないだろうか。この「戦隊もの~」の著者、とんろんぴん氏も、類まれな着眼点の持ち主だと私は思う。まさか戦隊もので見かける投げ技の解説本を作ってしまうとは本当に驚きだ。先までのウルトラマンや仮面ライダーにも、もしかしたらこの書籍に収められている技が登場していたのかもしれない。戦隊ものを “技” 視点で分析する怪作。

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・相撲体操 (外人大相撲)

これはぜひとも、日本に観光に来ている外国人に、お土産として持ち帰ってもらいたい作品。タイトルの通り、力士が稽古で行うような相撲の体操を解説している。その昔、芸人のあかつさんが、エクササイズに相撲の動きを取り入れた「スモササイズ」を提唱していた。これは、そのスモササイズを普及するのに大きく役立つだろう。

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いかがだっただろうか? コミケは残り2日間ある。明日明後日、参戦を予定している人は、コミケならではの書籍もチェックしてみて欲しい。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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