以前の記事で、ダイソーの500円腕時計についてお伝えした。たった500円なのに有名ブランド「TIMEX」のような見た目であることから、人気沸騰。都内では在庫切れで、メーカーでも欠品しているのだとか。
では、同じく100円雑貨の店「キャンドゥ」の腕時計はどうなのか? こちらは100円でデザインに特徴がない。そこで、オリジナルの文字盤を作って、自分流にアレンジしてみよう。
・用意するもの
用意するものは、マイナスドライバー(精密ドライバー)とピンセットがあると良いだろう。それと両面テープだ。部品が小さいので、紛失しないように気を付けて欲しい。最初に
1.キャンドゥ100円腕時計の裏面の隙間に、マイナスドライバーを入れて裏蓋をとる。電池も一緒に取ってしまおう。
2.次に竜頭(りゅうず:時間を調整するネジ)を抜く。ムーブメントの中央辺りにある、三又の金具の真ん中を、マイナスドライバーで押さえると、竜頭を引き抜くことができる。
これで、ムーブメントをバンドから外すことができるはずだ。
3.次にムーブメントから時計の針を外す。ピンセットなどでゆっくりとつまんで外す。指でやると、針が折れてしまう可能性があるので、十分に注意しよう。外しにくい時は、軽く力を入れて引っ張ると、うまく抜けるはずだ。
4.貼りついている、元の文字盤の紙を外し、あらかじめ印刷しておいた、オリジナルの文字盤を両面テープで貼る。元の文字盤は両面テープで貼りついているだけなので、マイナスドライバーを突っ込むとはがせるだろう。
5.バラした順番と逆に、針を戻し、ムーブメントをバンドに収め、竜頭をさして電池を戻し、裏蓋を閉めたら完成だ。竜頭が穴にうまくはまらないようなら、抜いた時に押した三又の金具の真ん中を押す。
ちなみに私(佐藤)は印刷をキレイに見せるために、光沢紙にオリジナル文字盤を印刷したのだが、厚みがありすぎて、針がうまく動かなくなってしまった。印刷する紙は薄い方が良いだろう。
・ダイソーの腕時計でも応用できる
ダイソーの500円腕時計でも、同じように文字盤を変えることができる。
1.まずムーブメントをバンドから外し、キャンドゥの100円腕時計と同じように裏蓋の隙間にマイナスドライバーを差し込んで外す。
2.電池下の金具の中央を押して、竜頭を引き抜く。
これで時計の枠から、ムーブメントを取り外すことができるだろう。
3.100円腕時計と同じように、慎重に針を外そう。
4.こちらの文字盤はアルミの上に印刷されているので、はがすことができない。だから、印刷した紙を元の文字盤に貼り付ける。両面テープであらかじめ印刷したオリジナルの文字盤を貼ったら、順番に元に戻して行く。
ダイソー500円腕時計も、薄い紙に文字盤を印刷しないと、閉じることができなくなるので、注意しよう。
ちなみに当編集部のGO羽鳥は、「LINE乗っ取り」の時のやり取りを印刷したマスキングテープを文字盤に貼り、「LINE乗っ取りウォッチ」を制作した。
おそらく初めて挑戦する場合、なかなかうまく行かないと思う。実際私も1本、時計の針を折ってしまって、機能しなくなってしまった。
とはいえ、失敗しても100円か500円なので、余分に購入しておいて、何本か練習台にしてみるのも良いだろう。自分流のオリジナル腕時計に挑戦してみよう! プレゼントにも良いかも。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24