女性なら、恋人から大きなダイヤモンドの婚約指輪を贈られたり、ゴージャスな結婚指輪をはめることを、夢見てしまうものなのかもしれない。だが、そんな高価な指輪を買う余裕がない男性は、世の中にはたくさん存在している……。

そんななか、1万5000円の “安物” 結婚指輪に満足する女性が、ネット民から拍手喝采を受けているので紹介したいと思う。彼女の恋愛観が「最高に素敵だ!」と、ネットでシェアされまくっているのである!

・恋人と結婚指輪を買いにジュエリーショップへ行くと……

米テネシー州に住むアリエル・デジリーさんは、交際して2年になる恋人クイン・マックラエさんと一緒になることが待ちきれずに、駆け落ち結婚することにしたのだという。

アリエルさんは、彼と結婚出来るならそれだけで幸せで、指輪のことなど頭になかったのだとか。しかし、結婚指輪を購入したいというクインさんに連れられて、ジェエリーショップへ足を運んだのである。

・店員のひと言で彼氏が撃沈!

だが、本物のダイヤモンドを買う余裕がないクインさんが購入することにしたのは、130ドル(約1万5000円)のシルバー製の指輪だ。キュービックジルコニアをあしらった2連式のデザインで、アリエルさんにとっては彼からの最高の贈り物である。

ところが、店員の一人が幸せ一杯の二人に近付き、「男性の中には、こういったリングを婚約指輪として贈る人がいるんですよ。信じられますか!?」と言い放ったのだ! その言葉に、クインさんの表情が見る見るうちに曇り、敗者のように感じていることは明らかだったとのこと。

・大切なのは指輪ではなく、指輪を贈ってくれる人の愛

すると、アリエルさんは店員に、「大切なのは指輪ではなく、指輪を贈ってくれる人の愛です」と言い返し、結婚指輪を購入して店を後にしたのである。

その後、店員の心ない言葉に対して、アリエルさんが、自分の恋愛観を自身のFacebookページに投稿。彼女は、「25セント(約28円)のガムで出来た指輪でも、彼となら結婚したいと思うし、豪華な指輪を渡せる男性しか、心から女性を愛せないなんて思わない。指輪の豪華さだけで、カップルの愛を推し量ろうとするなんて、そんな世の中を悲しく思う」と綴っている。

アリエルさんの恋愛観はネット民の共感を得て、彼女の投稿は5万5000件シェアされ、‟いいね!” は7万1000件に達している。10カラットの婚約指輪を贈っても、すぐに別れてしまうセレブがいることを考えたら、本当にダイヤのサイズで愛の重さは量れないと思う。筆者もアリエルさんの恋愛観に、思いっ切り共感してしまった次第だ。

参照元:Facebook @Ariel Desiree McRae
執筆:Nekolas