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2016年の新語・流行語大賞が発表された。大賞に輝いたのは、広島東洋カープの活躍から生まれた「神ってる」。毎年のことなのだが、その言葉が果たして流行語にふさわしいのか? と思うようなものも選出されている。たとえば、トップテンに入った「保育園落ちた日本死ね」だ。

待機児童の問題を提起したことは、大変意義深いと思うのだが、流行語といっていいのだろうか? イクメンとして知られるタレントのつるの剛士さんも、疑問を抱いたようで、Twitterに投稿した彼の発言に賛否の声が上がっている。

・つるのさんの投稿

「『保育園落ちた日本死ね』が流行語。。しかもこんな汚い言葉に国会議員が満面の笑みで登壇、授与って。なんだか日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました。きっともっと選ばれるべき言葉や、神ってる流行あったよね。。 皆さんは如何ですか?」(つるの剛士Twitterより引用)

子を持つ親として、「日本死ね」という言葉が選出されたことを悲しんでいるようだ。つるのさんに賛同する声が少なくない。しかし一方で、育児に専念しているのであれば、「日本死ね」という言葉だけでなく、その向こうにある待機児童の問題に目を向けるべきだとの声もある。

・つるのさんに賛同する声

「全く同じ気持ちです」
「私も違和感がありました」
「これに尽きる」
「全くその通りだと思う」
「仰る通り」
「悲しい流行語です」

・つるのさんの意見に否定的な声

「社会がとりあげることには意味がある」
「5人も子どもがいるなら、理解があってもいいはず」
「子育てに専念できる人にはわからない」
「そこが問題じゃないのがわからないのか」
「何もわかってねえ」
「自分のことたなにあげて」

つるのさんのいうように、国会議員が満面の笑みで、「日本死ね」という言葉が受賞するのは、異様な感じがする。しかし、待機児童の問題が深刻であることも事実だ。この大賞をきっかけに、この問題が前進してくれることを願う。

参照元:Twitter @takeshi_tsuruno
執筆:佐藤英典