マイクロソフトが新型ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens（ホロレンズ）」の国内予約開始 / 解説動画あり

今年の10月に発売され、いまだ品薄状態が続いているソニーPS4専用ヘッドマウントディスプレイ・PSVR。ご存知の通り、仮想現実（VR）の世界を体験出来ることで人気のアイテムだ。

なんと今度はWindowsでおなじみのマイクロソフトが、これまでのVRの常識を覆すかもしれない新たな製品を日本で発売するという。現実世界と3D映像をミックスさせるゴーグルだというが、いったいどんなものなのだろうか？

・半透明のゴーグル「HoloLens」

マイクロソフトが日本での発売を発表したのは、冒頭でお伝えした通り、現実世界と3D映像をミックスして人の視界に映し出すゴーグル「HoloLens（ホロレンズ）」である。

このHoloLensの最大の特徴はゴーグルが半透明である点だ。既存のヘッドマウントディスプレイは現実世界からほぼ遮断された状態で映像を映し出すのに対し、HoloLensは半透明であるために現実世界と3D映像とのミックスが可能というわけである。

・3D映像を現実世界の中にあるかのように映し出す

動画でイメージ映像を見ると……ウォッ、スッゲェェェエエエーーー！　人体模型や恐竜などの3D映像がまるで本当に現実世界の中にあるかのように映し出されているではないか!!

実際に装着してみないとどの程度リアルに見えるのかはわからないが、すでに日本の航空会社では整備士や乗務員の訓練向けに導入を始めているとのこと。その性能は十分期待できそうだ。

・コンピューターをゴーグルに内蔵

そして気になるお値段は、開発者向けの Development Edition が33万3800円で、企業向けの Commercial Suite が55万5800円とかなり高価。HoloLens は、ゲーム機と接続して使用する「PSVR」などの製品とは違い、コンピューターそのものをゴーグルに内蔵している自己完結型だ。この値段になるのは当然かもしれない。

価格を考えるとまだまだ一般向けとは言えないが、パソコンがそうであったように今後技術が発展すればきっと安価になっていくだろう。待ちきれない方は、マイクロソフトの公式オンラインストアで本日2016年12月2日から国内予約開始となっているので、注文してみてはいかがだろうか。

参照元：YouTube、マイクロソフト「HoloLens」
執筆：K.ナガハシ