2016年11月27日、興味深い番組が放送された。それは、「お菓子総選挙2016」(テレビ朝日)である。1万人の国民投票で、一体どの商品が1位になるのか、注目していた人も多いはず。
しかしこの番組、明らかに総選挙ではなかった。カルビーや明治、森永などが参戦していたのはたしかなのだが、そのほかの有力企業が参加していなかったのである。どこが総選挙なんだ? ちゃんと有力企業はブランドをそろえてこそ、お菓子総選挙ではないのか? これでは「お菓子地方選挙」じゃないか!
・カントリーマアムがない
1位に輝いたのは、カルビーの『じゃがりこ サラダ』である。人気が高いのはよくわかるが、明らかに国民的なレベルで1位とは言い難い。カントリーマアムを愛し、『カントリーマアマー』を自称する私(佐藤)からすれば、不二家が参加していない時点で、「総選挙」を名乗る資格がないのだ。
・ブルボンもいない
また、今回参加企業の人気を脅かす、超定番メーカーも参加していない。「ブルボン」だ。ルマンド・ホワイトロリータ・チョコリエール・ルーベラ・バームロールなど強力な布陣で、お菓子市場の帝王に君臨するブルボンがいないなんて、ちゃんと人気投票をやる気があるのか? とさえ思ってしまう。
・東ハトもやおきんもいない
さらにいえば、なぜ東ハトまでいないのか? 『キャラメルコーン』を引き合いに出さないとは、何を考えて番組を制作しているのか? そして、『うまい棒』のやおきんまでいないことに、なぜメインMCの爆笑問題は異議を唱えないのか? 毒舌の太田光さんもそこは納得していたというのか?
とにかく、総選挙という以上はしっかりと有力企業・ブランドを網羅して頂きたい。今回の結果は参考にさえならないと、私は思っている。不二家・ブルボン・東ハト・やおきんが参加してからが、本当の戦いじゃい!!
参照元:テレビ朝日「お菓子総選挙2016」
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24