キムタクらしさを一番知っているのは、キムタクではないかもしれない。というのは、キムタクが放っている圧倒的な存在感や、恐ろしいほどのオーラを「生み出したのは私です」と語る人物が現れたのだ。彼の名は木村昭彦。そう、正真正銘キムタクの生みの親である。
……思わぬ大物の登場に腰を抜かしてしまいそうになったが、このような貴重な機会は滅多にないので色々と聞いてみることにした。そこで今回は、キムタクの生みの親が記者だけに打ち明けた「号泣必至のキムタクエピソード」と「キムタクが愛され続ける理由」を包み隠さず紹介したい。
・キムラのたくあん
先述した通り今回は、つけもの一筋で知られるキムラ漬物宮崎工業株式会社の木村昭彦社長に、キムタクの愛称で知られる「キムラのたくあん」について聞いてきた。干し大根の生産量日本一の宮崎県から生まれた本物志向のたくあんの秘密……よし、詳しく教えてもらおうじゃないか。
・キムタク1本3年
ではでは早速だが、キムタクの元となる宮崎の肥沃な大地で育った大根は、まず真っ白に洗い上げられ、冬の間「太陽と寒気」によって天日乾燥されるらしい。その後、我が子を育てるように手作業による製法で、大切に漬け込まれ「たくあん」に仕上げていくそうだ。
なんでも、最高のキムタクができるまで、長いものでは3年以上の月日を要するという。漬物に舌の肥えた日本人に選ばれるたくあんを作るには、時間と手間をかけて丁寧に漬け込む必要があるのだ。キムタク1本3年……涙を流しながら、キムタクの本気をありがたく味わおう。
・ネットで注文したキムタクを食べる
ということで、ネットで注文したキムタクを一口味わってみる……こ、これはワイルドなキムタクの見た目通り、マジでなかなか塩辛いぞ。ただ、しょっぱさの中には確かに発酵の旨味を感じられる。時代が変わっても受け継がれていく昔ながらのマジな味と言えるだろう。
・『世界に一つだけの花』が大好き
一応念のため、SMAPの解散について尋ねてみると「解散は残念です。ただ、世界に一つだけの花は大好きです」とのことだった。確かに『世界に一つだけの花』は、たくあんと同じように時代が変わっても受け継がれていく名曲と言える。
というわけで、木村のたくあんは野菜の持ち味と栄養をそのまま受け継いだ日本の宝であることがお分かりいただけただろうか。キムタクはこれからも日本国民に長く愛されるだろう。まさに日本人の故郷の味、機会があれば皆さんもぜひ味わっていただきたい。
参考リンク:キムラ漬物宮崎工業株式会社
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼キムラのたくあん
▼昔ながらのマジな味だ
▼おにぎりと一緒が定番だが、細かく切り刻んでチャーハンに突っ込んでも美味いはず