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日本製と中国製の同じ商品が目の前に置かれた場合、あなたはどちらを選ぶだろうか。もちろん、同じなのでどちらをとっても一緒だ。しかし、多くの人はメイドインジャパンを選ぶに違いない。なぜなら「日本製」は安心感があるからだ。

訪日中国人が「メイドインチャイナ」を爆買いする心理もそうだろうが、確かに生産国が違えばわずかな品質差はどこかで現れる。例えば今回ご紹介する「生産国が違うセダン同士を衝突させた実験動画」もそう。非常に興味深いものとなっているので、ぜひともご覧いただきたい。

・アメリカ産 vs メキシコ産

動画「2015 Nissan Tsuru vs. 2016 Nissan Versa」で検証されているのは、車の事故を想定した衝突だ。アメリカ産とメキシコ産の車を正面から時速64キロで衝突させ、どのような結果になるのかを見ている。

比較対象となったのは、アメリカ産の「2016年日産ヴァーサ(シルバー)」、一方のメキシコは「2015年日産ツル(赤)」。ともに一番安いセダンをチョイスしており、形もほぼ同じサイズとなっている。

・大破するメキシコ産

普通に考えたらお互いが大破して終わり。製造した国が違うだけでそこまで差はないと思うところだが、とんでもない結果になったのがこの動画である。というのも、激しくぶつかった2台は、お互いに大きく損傷した……と思いきや!

すぐにメキシコ産の欠陥が顕著に現れるではないか! まず運転席の惨状が目に見ても明らか。アメリカ産が何とか無事なのに対し、メキシコ産は跡形もなし。また、アメリカ産はコンマ数秒でエアバッグが作動するも、メキシコ産はエアバッグさえ備えつけられていないから驚かされる。

・大きな品質差

言葉を失うような結果は実際に動画でご覧いただきたいが、世界が「メイドインジャパン」を欲するのもなんだか納得してしまう。国によって安全基準は異なるが、メキシコ産の車はあまりにも衝撃的すぎだろう。

・【追記】2020年6月23日22時18分

ヴァーサがアメリカ産、ツルがメキシコ産と表記していますが、正しくはともにメキシコ産で各市場向けに販売されたものでした。訂正してお詫びいたします。(編集部)

参照元:YouTube
執筆:原田たかし