各方面の報道によると、沖縄県石垣島在住の元女優の高樹沙耶（益戸育江）容疑者が大麻所持の疑いで逮捕されたとのこと。容疑は大麻取締法違反で、麻薬取締部は石垣島の自宅などを捜索し、大麻の入手ルートなどを捜査するとのことであるが……。
つい先日には、TBSの『爆報！THEフライデー』にも出演し、石垣島での生活っぷりをお茶の間にバリバリ披露していた高樹容疑者。今年の参院選では医療用大麻合法化を掲げて「わずか2秒で落選濃厚」になった高樹容疑者。そんな彼女の逮捕については…… “実は取材依頼を申請しようとしていた” というアノ人に話を聞くしかないだろう！
・話をしてくれたのは大麻専門家
高樹容疑者が大麻所持で逮捕された理由を大マジメに語ってくれたのは、毎度おなじみ、危険ドラッグに警鐘を鳴らしまくる正義のドラッグ事情通・ボブ麻亜礼（まあれい）氏である。特に大麻に関しての造詣は深く、専門家と言っても差し支えない。
──ボブさ〜ん！ 高樹さん、逮捕されちゃいましたよ!!
ボブ「知ってるよ！ なんだか知らんけど、オレのLINEやFacebookやChatWorkとか、いろんな連絡ツールに『ボブさん大変！ 高樹沙耶が逮捕されたよ！』って連絡が10件くらい来まくったよ。テレビの速報とほぼ同じタイミングで一斉にな」
──さすがはドラッグ事情通、何もしなくても情報が集まってきちゃうんですね。
ボブ「まあな。ていうかよ、実はオレさ、マジで石垣島の高樹さんを取材しに行こうと思ってたのよ。というのもさ、先日のTBSの『爆報！THEフライデー』について話を聞きに行こうと思って。あれひどくね？ お前、見た？」
──見ました。録画して2回も見ちゃいました。たしかに、あの番組の報じ方ってのは、思うところありました……。
ボブ「だろ？ たしかに高樹さんは変な人だよ。ぶっとんでるよ、2つの意味でな……（ドヤ顔）。でもさ、言ってることは何もおかしくないんだよ。なのに……ま、その話は、あとでするわ。まず聞きたいのは、なんで逮捕されちまったのかってことだよな？」
──そうです。一体、なぜ……!?
ボブ「なぜって、そりゃ……あんだけの情報があればマークせざるを得ないだろ。おれ、以前の記事でも言ったけど、“ハワイ移住、ヨガ、フリーダイビング、エコロジカル、クラシックパンツ（ふんどし）愛好家、ナチュラリスト、沖縄移住、大麻草検証委員会幹事” などの単語を見れば、どう考えても役満（吸ってる）だろ」
──以前は「あっ……（察し）」と書いて誤魔化してみましたが、やはり……。
ボブ「吸ってるのは、まだいい。世間的にはよくないかもしれないけど、オレとしては、いい。だってよ、参院選にまで出馬して医療大麻を推進する活動家が、逆に吸ってなかったら変だろ。吸ってないのに、何を言ってんのコイツは……ってなるだろ」
──吸ってるのは、いいと！（笑）
ボブ「いいよ。全然いいよ。日本の法律的にはよくないけれど、人間としては、いいよ！（断言） でもよ、ここは日本なんだよ。日本じゃ違法なの。だから、無駄にアピるとデメリットしかないのよ。その無駄なアピりが、まさに、この前のテレビ（爆報！THEフライデー）だとオレは思うのよ。あれは完全に、高樹さんの油断だね」
──ゆ、油断!? 一体全体、どのあたりが「油断」なのだろうか？ この後、ボブ氏は “テレビの怖さ” と “浮世離れしすぎた生活の心理的な危うさ” を徹底的に語り尽くした。話の続きは次ページ（その2）へGO！
参照元：NHK、TBS『爆報！THEフライデー』
執筆：GO羽鳥
協力：ボブ麻亜礼
Photo：RocketNews24.
なぜ元女優・高樹沙耶容疑者が大麻所持の疑いで逮捕されたのか？ ドラッグ事情通に意見を聞いてみた（その2）
ボブ「オレ、参院選で高樹さんが落選した時、“当選したいならブリブリ吸ってますアピールをもっとしろ” って言ったじゃん。でも、今回のアピりは、完全に失敗。だって、取材する側が悪意ありありだったじゃない。大麻が覚せい剤の入り口になんて、ならねえよ！（笑） 誰が言い始めたんだよ、そんなこと。大麻は悪だ、っていう前提の編集じゃん。こんなのフェアじゃない。そう思わなかった？」
──たしかに、そう思いました。
ボブ「せっかくだから言葉で説明しようか。まず取材班が石垣島に来たら、おどろおどろしいBGMと共に “怪しい空” のナレーション＆テロップで、家についたら真っ先に “洗濯機のフタが割れている” で、家の様子は “雑然” で、リビング（20畳）には “テレビもない” ときた。洗濯機のフタなんて、余計なお世話だろ（笑）」
──テレビもないってことは、高樹さん、この番組、見てないんじゃ……？
ボブ「そう。オレもそう思って、その話がしたくて取材申請しようと思ってたのよ。こんな感じで編集されて放送されてたけど、高樹さん的にはどうなの？って。大麻を持ってるか持ってないかなんてオレは問わないよ。だって、見る人が見たら分かるだろ、そんなこと。さっきの記事にも、そう書いてあったな」
──ボブさんが編集したら真逆の内容になりそうですね。
ボブ「それによぉ、“男4人女1人での共同生活で恋愛感情が生まれるのか？” なんて、まさに余計なお世話だろ！ 質問が下世話、デリカシーがなさすぎる。エロいなぁ〜……って、静かに想像して楽しめよバカ野郎!! それよりも、こんな報じ方をされた高樹さんが、いま何を考えているのかが知りたかったんだよオレは」
──男女のことは「察しろ」と！
ボブ「もしかしたら恋愛感情があるのは男同士かもしれないだろ？ そんな野暮なこと、菊紋（きくもん）じゃない。それよりも、今回逮捕された2人の同居人もバッチリ映ってただろ？ 4人のうち、どの人なのかは知らんけど。そこでもパイプでタバコ吸ってるところを撮られて “まさか大麻？” とかテロップ入れられて。“大麻を栽培している？” とかも。よくもまあこんなシーンを……」
──実際、そのまさかの大麻だったわけですが。
ボブ「脇が甘すぎるって。ちゃんと取材する側が “どんな人なのか” とか “本当は何を狙っているのか” を見極めてから取材は受けないとヤバイって。特に高樹さんみたいな人は。んで、なんで、こんな脇が甘いことになっちゃったのか？ オレが思うに、俗世間から離れすぎ……つまり浮世離れしすぎて世間ズレしちゃったのかな〜と推測しているわけだ」
──浮世離れしすぎ、と！
ボブ「これ、海外に長くいた人なら、きっと理解してくれると思うんだけど、日本の情報があまり入ってこない世界に長いこといると、“日本の感覚がズレてくる” んだよ。石垣島は日本だけど、ジャングルみたいなところに住んでいたんだろ。しかもテレビもない。さらにコテージも経営してて、その名前が、まさに『虹の豆 浮世離れ』ときたもんだ。ま、そんな浮世離れの生活だから、“どんな報道されたら、どんなことが起きるのか” が、うまく想像できなかったと思うんだよね」
──海外にいるような感覚だった、と！
ボブ「ともあれ、とりあえず現段階では『私のものではない』と所持を否認しているらしいけれど、キビシイだろうな。同じく逮捕された同居人2人の男性も否認しているとのことだけど、大麻数十グラム＆巻紙＆パイプも押収されてるし、言い逃れはキッツイだろう。けっこう前からマークされてての、現行犯逮捕だろうな」
──ま〜、あの番組を見たら、当局もマークせざるを得ないですよね……。
ボブ「でもよ、医療用大麻を推進する政治家としては、今回の逮捕でハクが付いたとオレは思うよ。“バリバリ吸ってます、大麻の何たるかを熟知しています！” ってのがハッキリしたんだから、むしろ活動家としては好都合なんじゃない？ もし今後も医療用大麻推進の音頭をとるようだったら、オレは前よりも応援するね」
──そしたらボブさん、応援演説しますか？
ボブ「しないね。さっきも言ったろ。今の法律があるかぎり、この国では、無駄なアピールはデメリットしかないのよ。オレがやることは、こうしてロケットニュース24でいろんなことを語りつつ、危険ドラッグに警鐘を鳴らし続け、大麻についての “ちゃんとした情報” を皆に伝え、選挙で清き一票を入れること。それだけさ」
参照元：NHK、TBS『爆報！THEフライデー』
執筆：GO羽鳥
協力：ボブ麻亜礼
Photo：RocketNews24.
▼テレビのない高樹さんに確認してもらうために撮影までしていたのに……