2016年9月12日、モンデリーズジャパンから新しい「リッツ」が発売開始となった。以前のリッツとは違う。これまで販売していたヤマザキナビスコは社名変更して「ヤマザキビスケット」となり、ナビスコとのライセンス契約が終了してしまったからだ。国内生産だったリッツは、インドネシアでの生産に変わってしまった。
一体どこがどう変わったのか、旧リッツと新リッツを食べ比べてみると……。見た目は同じように見えるのだが、食感が全然違う! まるで、昔の恋人が人生の荒波にもまれてスッカリ別人になってしまったみたいだ!! お前そんなヤツだったのか!?
・ルヴァンは旧リッツの味を継承
ヤマザキビスケットは新リッツの発売に先立って、9月1日から新商品「ルヴァン」の販売を開始している。旧リッツとルヴァンを食べ比べたところ、そこまで違いは感じられず、リッツのDNAを正統に継承しているように感じられた。
・新リッツのパッケージはソックリ
では、新リッツはどうか? パッケージを見ると、以前のリッツとトコトン似ている。できる限り、以前のパッケージに寄せて行った感じがヒシヒシと伝わってくる。まるで他人のふんどしで相撲をとるかのように。
・軽いだけのビスケット
ところが食べてみると、全然違う! 軽い歯ごたえとサックリとした食感。それが私(佐藤)の知るリッツだった。しかし、新リッツはたしかにサックリとしているものの、どこか深みがない。芯がないというか、ただ軽いだけなのだ。
まるで以前は心根の優しさを感じられたはずの恋人が、口だけの軽い人物に変貌してしまったようだ。誰だよお前! 俺は騙されんぞ!!
・なぜ違うのか?
やはり生産国の違いがあるのだろうか? それとも製法の違いがあるのだろうか? 詳しくはわからないのだが、新リッツは旧リッツと明らかに異なるのはたしかだ。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼モンデリーズジャパンの新リッツ、生産国はインドネシア