読者の皆さんのなかに、歯医者が大好きだという人は、あまりいないのではないだろうか。「そろそろ検診やクリーニングに行かなくては……」と思いつつも、なんだかんだと理由をつけて、先延ばしにしてしまうのである。
とにかく、ずっと口を開けているのも辛いし、歯をガーガー削られる音や感覚も好きになれない……という人は多いに違いない。なんだか、不快なことだらけな感じもするが、歯医者で、もっとヒドい目に遭った男性がいるので紹介したい。な、なんと、治療のための麻酔でラリって、自分を撃ってしまったというのである!! なんでも、携帯電話と拳銃を間違えてしまったらしいのだ!
・歯医者の麻酔でラリった男性が大失態!
米オハイオ州クラーク郡で、72歳のジェイムズ・ホワイトさんが、地元の歯科医を訪れていた時のこと。治療用の麻酔として、笑気ガスと呼ばれる亜酸化窒素を鼻から吸った彼は、少しラリった状態で意識が朦朧としていたという。
すると、カバンの中の携帯電話が鳴り出し、彼が電話に出ようと手を伸ばすと、間違えて、一緒に入れていた拳銃を取り出してしまったのである!
・携帯電話と銃を間違えて自分に発砲!!
そして、銃を手に取ったジェイムズさんは、自分が持っている物が何だが分かっているのか分かっていないのか、治療台に座ったまま銃を誤って発砲してしまったのだ!
いきなり治療室から銃弾の音が聞こえて、何事かと慌ててスタッフが詰めかけると、そこには、自分を撃ってしまった患者の姿が! 銃から放たれた銃弾は彼の手に当たり、跳弾が左腹をかすめていたとのこと。
・麻酔治療を受ける患者に対して、銃の持ち込みを規制するべきでは!?
ジェイムズさんは、スタッフが手配した救急車で最寄りの病院に搬送され、幸いにも銃による怪我は重傷でなかったそうだ。
彼の銃は、正規登録されていたため不法所持でなかったが、麻酔の影響下にある患者が、同じ間違いを犯す可能性は無きにしも非ずである。そこでネットでは、病院などで麻酔治療を受ける患者に対して、銃の持ち込みを規制したり、所持品の管理を徹底する必要があるのでは、との声が多く挙がっているようだ。
ジェイムズさんが大事に至らずに何よりだったが、さすがは銃社会のアメリカである。日本だったら、まず起こり得ない出来事だけに、銃の所持が当たり前になっている、米国の恐ろしさを痛感してしまった。
参照元:NATIONAL POST、METRO(英語)
執筆:Nekolas