【ガチ検証】日本最大級の出会い系サイト『ハッピーメール』は本当に出会えるのか試してみた!(その2)
彼女を仮にA子さんとしよう。3サイズなど詳細にわたるまでキッチリ記載されていたこれまでの人と違い、A子さんは3サイズをナイショにしていたり、プロフ画像がなかったり超適当だ。
だが、そういうところにリアリティーを感じる。牡牛座なので、おっとりマイペースだが芯の強い女の子に違いない。そしてショートカットで色白、さらには文系少女のようなアバターがまた良い! ただ、残りポイントも少ないため遊んでいる余裕はない。期待しつつも慎重に送信した。
・A子さんとやり取り開始
私「はじめまして。ちょっとプロフでは気が合うかどうかわからなかったので、逆にメールしてみました。ちなみに僕はアニメとか音楽とかサブカル系が好きなインドア派です。本当に会える人を探してます。もし、よろしければ会ってお話ししてみたいです。お返事待ってます。」
嫌われないように紳士的な態度を漂わせつつ、さらにプロフが薄いことを指摘し自分の趣味を教えておくことで、A子さんの趣味の話をさりげなくうながす。最後に、会う意思があることも強調。完璧だ! どういう方向でも話を広げられるぞ!! さあ、話そう今すぐに! A子さんからの返信は約2時間後に来た。
A子さん「メールありがとうございます(*^^*) よろしくお願いします(^^)/」
返信のタイムラグと今までの人と違う内容に、逆にリアリティーが漂っている。1通目はちょっと気合いを入れすぎたので、温度感を合わせて短文で返信。
私「僕は新宿とかで働いているんですが、近日中にご都合いかがですか?」
核心に切り込んでみた。残りポイントが削られるため、A子さんが「会いたくない」というのであれば次の人に行きたい。A子さんから返信が来たのは、8時間経った次の日の朝。
A子さん「そちらは?(^^*)」
確かに、予定を聞くなら自分の方から言うのが筋だ。そういった礼儀を重んじる人なのかもしれない。笑っている顔文字が心なしかブチ切れているようにも見える。ただ、そうは言っても無視などではなく、こちらの予定を聞いてきているので会う気はあるのかも。下記のように返信してみた。
・手のうちを見せないA子さん
私「僕の方は結構いつでも空けようと思ったら空けられる感じです。この1週間だと、土日が予定ありですが、それ以外なら昼でも夜でも大丈夫ですので、合わせられます。いかがでしょうか?」
残りポイントは20ほど。いつしか攻防のようになっていくA子さんとの会話。もうこうなったら仕事中だろうが、なんだろうがA子さんに合わせる。これに対するA子さんの返信は以下の通り。
A子さん「何日が良いのですか?(^^*)」
どこまでも自分の手の内を見せない彼女。私は本当にいつでも合わせるのに……。ただ逆に言えば、A子さんもいつでも合わせるという感じなのかもしれない。そこで、望み通り日にちを送った。
私「では、2日、5日、6日の昼のどれかでいける日はありますか?」
・A子さんとの攻防に決着
この日時が無理でも会う気があるなら、さすがに大丈夫な日にちくらいは教えてくれるだろう。というか、自分ならそうする。あと、3回くらいはメールを送れるのですり合わせも可能だ。頼むから1人くらい出会わせてくれ。A子さんから返信が来た。
A子さん「平日のお昼って空いてないんですよね( ・_・;) やめておきますねー(^^*)」
先言えや(激怒)! もう10ポイントちょっとしかないので、他の人にアプローチするのは不可能だ。一応「都合の良い日時を教えてくれれば合わせますよー」と返信してみたところ、最後のA子さんの返信は下記の内容だった。
A子さん「そうですかー(^^*)」
・元サクラの見解
──この一連のやり取りを、出会い系サクラのバイトをやっていたという30代男性・朝倉佐倉(仮名)さんに見てもらったところ、
朝倉さん「自分の情報をできるだけ出さず、会話をのらりくらりとかわしてポイントを使わせるのはサクラの基本……というか、それが仕事のすべてと言ってもいいくらいです。サイトも『サクラなどの不正行為ナシ!』をうたってますし、A子さんがサクラかどうかの確証はないですが、限りなくそれに近い雰囲気は漂ってますね」
とのことだった。個人的には、普通に振られただけのような気もするが……真相は藪の中である。ふと気づいたら新宿駅や渋谷駅など、大都市のそこら中に看板を見かけるようになったハッピーメール。しかし、初心者が出会うまでの壁は多そうだ。