2016年6月12日、米フロリダ州オーランドのゲイクラブで男が銃を乱射し、49人の死亡者と53人の負傷者を出す史上最悪の銃乱射事件が発生。同性愛者をターゲットにしていたと言われる事件は、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)のコミュニティに衝撃を与え、数々の運動が起こっている。
そんななか、同事件でゲイの親友を亡くした男性が、『スター・ウォーズ』の大ファンだった彼のために、「シリーズ最新作にLGBTのキャラクターを登場させよう!」と署名運動を開始。仲間の熱い想いが、大きな運動に発展しているというのだ!!
・銃乱射事件で犠牲になったゲイの友親友のために!
現在ハリウッドでは、映画やドラマシリーズに多様性を持たせようと、非白人やLGBTの登場人物を積極的に描く傾向が強まっている。
『スター・ウォーズ』シリーズの最新作『Star Wars: Episode VIII』や『アナと雪の女王』の続編にも、「LGBTのキャラクターを登場させて欲しい!」との声が、ネットで高まっていた。そして、オーランド銃乱射事件でゲイの親友クリストファー・アンドリュー・レイノネンさんを失った、ジョシュア・イェールさんが署名運動を開始!
『スター・ウォーズ』の大ファンだったクリストファーさんへの追悼の意も込めて、「シリーズの最新作にLGBTのキャラクターを登場させよう!」と、ネットで運動をスタートさせたのだ。
・『スター・ウォーズ』最新作にLGBTのキャラクターを!
署名を訴える動画でジョシュアさんは、『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』の主要登場人物が、女性のレイとアフリカ系のフィンであったことを指摘。「次はLGBTが登場するべきです!」と熱く訴えている。
また、「シリーズには、架空のエイリアンやモンスターが数多く登場するぐらいなので、人間であるLGBTが描かれても良いのでは!?」とも語っているのだ。
・現実になる可能性は近い!?
ネットで署名を募るサイト「Change.org」で展開されているアーロンさんのキャンペーンは、すでに、目標の5000人を超え8300人に達している。
また、『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』で監督を務め、続編では製作総指揮に回るJ・J・エイブラムスは、「ゲイのキャラクターを除外はしていないし、その可能性はある」と発言している。それだけに、アーロンさんの署名運動が現実となる可能性は十分にありそうだ。
肌の色が違ったり性的嗜好が違うからといって、どんな人でも、区別されたり差別されるべきではない。アーロンさんの熱い想いと運動が実を結び、『Star Wars: Episode VIII』に、LGBTキャラクターが登場することを願いたい。
参照元:Vimeo @Joshua Yehl、Change.org、METRO(英語)
執筆:Nekolas