1週間は7日で構成され、週末と呼ばれる土曜と日曜は一般的に休日となっている。当たり前すぎて、深く考えたことがないという人は多いと思うが、なぜ、土曜と日曜が2日続けて休みなのか知っている人はいるだろうか。
その答えを知ったら、「マジか!?」と笑ってしまう人が続出しそうなのだが、なんとも、おマヌケな事情が裏に隠されているのである。きっと、筆者だけでなく読者のなかにも、 ‟土曜と日曜が休日なワケ” に大きく納得する人がいそうなので、紹介してみたいと思う。
・日曜日が休日なのはキリスト教の安息日が由来
もともと、1週間のうち日曜日が休みなのは、キリスト教に端を発する。聖書の創世記では、神が天地創造の7日目に休息を取ったことから、日曜日は ‟サバス” として、安息したり祈りを捧げる日として定められたのだ。
だが、19世紀にイギリスでは、日曜日を宗教ではなく娯楽のために使うようになり、もちろん、その娯楽のなかには飲酒も含まれる。
・土曜を半日休みにするから月曜に出勤してくれ!
すると、日曜日に飲み過ぎてへべれけになってしまった人達は、当然ながら、月曜日は二日酔いで復活できないままである。なかには仕事を休んでしまう人もいて、出勤しても遅刻したり、しんどそうにダラダラと仕事もはかどらず、こんな現象がイギリス全土に広がっていったのだという。
そこで、見かねた雇用主が、「土曜日を半日休みにするから、月曜にちゃんと出勤してくれ!」と、従業員に条件を提示したのである!!
・土日が休みなワケは二日酔いが関係していた!
こうして、半日休みだった土曜が丸一日休みになり、‟土曜と日曜が休日なワケ” には二日酔いが大きく関係していたのだ。
アメリカでは、1908年に工場主が土曜日を丸一日休みにしたのが最初で、その後に起きた大恐慌で土日の休みが定着したそうだ。
確かに ‟二日” 酔いと言うからには、酔いから復活するには1日では足りないだろう。筆者も土曜日に飲み明かしたら、次の日に完全にダウンしてしまって月曜日もしんどいぐらいなので、19世紀の人達に思いっ切り共感してしまった次第だ。
参照元:YouTube、SCIENCE of US(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.