
“○○ちゃんぽん” と聞いたら多くの人は、長崎ちゃぽんを思い起こすに違いない。むしろ「長崎ちゃんぽん以外にあるの?」という人も多いことだろう。だが、実はあまり知られていないだけで、「網走ちゃんぽん」「水俣ちゃんぽん」「天草ちゃんぽん」などなど……日本には数多くのご当地ちゃんぽんが存在するのだ。
中でも長崎に次ぐ勢力を誇るのが「近江ちゃんぽん」で、発祥の地・滋賀県ではソウルフード的な存在であるという。そんな近江ちゃんぽんが東京は水道橋に上陸したと聞いたら……行くしかないっしょ! というわけで、オープン直後の『ちゃんぽん亭 総本家 水道橋店』に足を運んでみたのでご覧いただきたい。
・近江ちゃんぽんとは?
近江ちゃんぽんの歴史は意外と古い。元々は、彦根市のうどんやそばを扱う1963年創業の大衆食堂「をかべ」が、忙しい労働者のために栄養たっぷりのちゃんぽんを提供したことが始まりだという。その後、50年以上のときを経てジワジワと広まり、今では滋賀県を中心に50店舗以上を展開する人気ブランドに成長したらしい。
冒頭でもお伝えした通り、滋賀県民のソウルフードとまで呼ばれる近江ちゃんぽん。今回の東京上陸は滋賀県出身者にとって朗報以外の何物でもなく、ネット上では「ついにキタ!」「やっと都内でも近江ちゃんぽんが食べられる!!」と歓喜の声が渦巻いている。
……ぶっちゃけ、長崎ちゃんぽん以外食べたことがないが、果たして近江ちゃんぽんの実力はどんなものなのだろうか?
・キッチンに潜入
JR水道橋駅から徒歩5分ほどのところに、『ちゃんぽん亭総本家 水道橋店』はあった。今回は特別に調理の様子も見せてもらえるとのことで、図々しくキッチンに潜入! 自家製麺や国産生野菜などのこだわりも垣間見えたが、近江ちゃんぽんの命は1にも2にも “黄金だし” と呼ばれるスープにあるようだ。
この黄金だし、昆布とかつお節のみで取ったスープで、ラーメンにありがちな豚骨は一切使用していない。最高の旨味を引き出すには徹底的な温度調整が必須とのことだが、スープはその名の通りゴールデン! キラキラと黄金色に輝く何ともお上品なスープである。
・店の命は黄金だし
その黄金だしに、国産生野菜や豚肉を合わせ、ついに近江ちゃんぽんが完成。さっきまでには金色だったスープも、肉や野菜の旨味が出て乳白色に変化しているから不思議だ。まずはそのスープからいただいてみると……。
ふわぁぁぁあああ……やさしい! 何このやわらかさ!! 黄金だしに野菜と豚肉の甘みがギュッと凝縮されたスープは、ちゃんぽんとは思えないほどお上品。ガツンとしたパンチはないものの、エンドレスで飲んでいられるほど味わい深いスープであった。
・優しい優しいとにかく優しい
小麦香る自家製麺も、シャッキシャキの国産生野菜も文句はなく、さらにはお酢や自家製ラー油で味変できるなど、飽きずに食べさせる工夫も抜かりはない……これは流行りそう! 飽きの来ない優しい味で、税込1200円のちゃんぽんスペシャルなら1日分の野菜を丼1杯で摂取できる辺りは、女性にも受け入れられそうだ。
なお、黄金だしを使用した野郎系メニューの税込750円「豚そば」は、同じダシから作ったとは思えないほどワイルドなウマさだったことも記述しておこう。とにもかくにも、滋賀県民のソウルフード「近江ちゃんぽん」は、この上なく優しい味わいのちゃんぽんであった。興味がある人はぜひご賞味いただきたい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ちゃんぽん亭総本家 水道橋店
住所 東京都千代田区三崎町2-4-6 千代田第一ビル1F
時間 11:00~23:00
休日 無休
参考リンク:ちゃんぽん亭 総本家
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼店内の壁にも “黄金だし” の文字が。
▼麺も自家製らしい。
▼こちらが命、黄金だし。マジで料亭のおダシのようだ。
▼この黄金出汁、昆布と6種類の節でとったスープで、これで鍋やったら100%ウマい。
▼野菜や豚肉と合せると、乳白色になるから不思議。
▼ちゃんぽんスペシャル(税込1200円)は野菜たっぷり1日分! 全て国産生野菜だ。
▼やさすィィィィイイイイイ。これずっと飲んでられるわ。
▼自家製麺もウマい!
▼お茶と間違えそうなお酢や……
▼特製醤油、自家製ラー油で味を変えられる。
▼サイドメニューで1番人気のから揚げもウマかった。超ジューシー。
▼野郎系メニュー、豚そば(税込750円)も激ウマ。
▼同じ黄金だしを使っても、味わいが全然違う。
▼滋賀県民のソウルフード、近江ちゃんぽんを要チェックや!
P.K.サンジュン



















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