乙女たちの黄色い声援が飛び交う男性アイドルたちのライブ。そんな彼らに負けないくらい、中高年レディーたちを熱狂させている「ブレイク目前のアーティスト」の存在をご存知だろうか? 何を隠そう、それは「演歌・歌謡曲系の歌手」たちである。
歌謡界には歌唱力やルックス、そして人柄の良さを兼ね備えた若手がわんさかいる。そこで、今回は元演歌雑誌の記者だった私(りょう)がおススメする、今注目すべき男性歌手 & グループを紹介したい。「演歌かよ……」となめてる若者も、彼らのステージを見れば熱狂……いや、ヤケドするかもしれないぞ!
・山内惠介
「ぼくはエンカな高校生」というキャッチフレーズのもと、2001年17歳でデビューした山内惠介。独特な節回しはインパクト大で、1度聴いたらクセになること間違いなし。ファンから「惠ちゃん」と親しまれる優しい人柄もサイコーだ。なお、2015年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たし、いま一番アツい若手筆頭株と言っても過言ではない。最新曲『流転の波止場』も必聴だ。
・三山ひろし
こちらも2015年の紅白に初出場した三山ひろし。演歌とけん玉をコラボさせたパフォーマンスで知名度を上げ一躍人気者になったが、最大の魅力はやはり声だろう。聴き手を元気にさせる歌声は「ビタミンボイス」と称されるほど温かい。またコンサートでのMCが漫談のように面白く、会場はいつも爆笑の連続だ。
・パク・ジュニョン
元々2002年に故郷・韓国で「エイジェックス」というダンスグループとしてデビューしていたパク・ジュニョン。その後、日本へ渡りあの山本譲二にスカウトされて2012年に歌謡曲デビューを果たした。可愛らしいルックスをしているが意外にも男らしい硬派な歌声で、そのギャップがたまらない。また、ファンの要望でハグまで行う愛に溢れた握手会は、彼の人柄を表すようで大好評だ。
・花園直道
愛称は「なおちゃん」。歌のみならず、ダンス・三味線演奏・衣装の早替え……とバラエティー豊かなステージは圧巻の一言だ。自ら「邪派新姿(ジャパニーズ)」と呼ぶその舞台は、和とあらゆる音楽をコラボさせた新感覚のエンターテイメントでクオリティーも高い。また、ルックスからは想像できないほど「戦後の流行歌」への造詣が深いことでも有名である。
・純烈
ムード歌謡のジャンルで活躍する彼らは2010年にデビューし、平均身長はなんと183cm! 特撮ヒーロー番組に出演していた俳優を中心に構成されたイケメン集団だ。既存のムード歌謡の素晴らしさを継承しつつ、ステージを所狭しと躍動するパフォーマンスと、リードボーカル・白川裕二郎の甘い歌声が歌謡界に新たな旋風を巻き起こす!
以上5組が、オススメの演歌・歌謡系アーティストたちだ。中には紅白に出演し、すでにブレイクしている歌手もいるが、演歌・歌謡曲を聴かない若者に知ってもらいたくてあえて紹介した。機会があれば、アイドル級に可愛いルックスを兼ね備えた女性歌手編もお届けするぞ!
Report:りょう
Photo:RocketNews24.
▼気持ち良くクセになる山内惠介の新曲『流転の波止場』
▼新曲『四万十川』を唄うビタミンボイス・三山ひろし
▼PVは『河口湖』だが、新曲『羽田発』が8月3日に発売決定したぞ!
▼わが道を行く花園直道にハマること間違いなし!
▼純烈の猫耳と尻尾をつけた可愛い新曲『幸福あそび』のPV