中華料理の代表と言えば「麻婆豆腐」や「チンジャオロース」あたりだろう。だが、4000年の歴史を誇る中国のチカラはそんなもんじゃない!! ということで、今回は中国人に教えてもらった謎中華『手羽先のビール焼き』を紹介したい!
なんと、ビール1缶使っちゃうという豪快レシピ! すごく簡単なのに美味。しかもビールが余計に進んじゃう酒好き歓喜の料理なのだ。作り方は以下のとおり。
【基本の材料】
・手羽先:6本
・ゆで卵:2~3個(お好みで)
・ビール:1缶
・白ネギ:1/2本
・ショウガ:3かけ
・醤油:大さじ4
・砂糖:大さじ2
・塩:少々
・青ネギ:少々(お好みで)
以上が基本の材料である。「基本」があるなら「応用」もある。より濃厚なビール味にしたい人は、手羽先を3本にし、タケノコの水煮1パックとシイタケ3枚を加えるといいぞ。
【作り方】
1.手羽先に塩コショウし、軽く小麦粉をふっておく。
2.白ネギをブツ切りに、ショウガはスライスしておく。野菜を入れる場合は、乱切りでOK。
3.フライパンに油をひき、白ネギとショウガを投入。
4.ショウガの香りが立って来たら、青ネギ以外の全ての材料を入れる。
5.ビールの水分が飛び、肉に照りが出れば完成。塩で味を調えて、お好みで青ネギを散らそう!
──以上である!
・ホロホロ柔らか! ジューシィなお肉
率直に言って、ハオチィィィッィィッ!(好吃:おいしい)。肉は、骨からホロホロッと外れる柔らかさ。それでいて、肉のプリプリしたジューシィさはしっかりと守られている。
味は、醤油がやや強めの甘辛で、ショウガの香りがスパイシーでとても爽やか。このショウガの量が、日本の照り焼きと一線を画すポイントだ。
なお、肉と卵に関しては、ビールの味はしないので「ビールの苦味が苦手」という人も美味しく食べられること間違いなしだ。
・野菜は完璧ビール味に! これは酒がススムくん!!
一方、応用編の材料タケノコ&シイタケはというと……濃厚なホップの味がするぅぅぅぅッ! あったかい。炭酸もない。アルコールも抜けているはず。なのに、しっかりとビールの味がするのだ。これは新しい。ビール味の野菜の完成だ。
こんなの食べた日には、キンキンに冷えたビールも飲みたくなっちゃうじゃないか! ビール味の野菜に、本物のビールとか贅沢すぎる。おかあさ~ん! ビールもう1缶ちょうだい!!
ビールをまるまる1缶使っているのに、ますます酒がススム危険な料理。広東料理という説もあるが、おおむね「家常菜(一般的な家庭料理)」に振り分けられるようだ。中国語の名前は『啤酒焼鶏翅』。ぴーじうしゃおじーちー。レシピと共に覚えておこう!!
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼まさかのビール1缶投入で、お酒が進みまくる料理が完成だ