政治資金をめぐる問題で、東京都の舛添要一知事の進退に注目が集まっている。2016年6月13日の集中審議で、都議会の各会派から厳しい追及が行われた。自民党を除く各党が、不信任決議案提出の姿勢を固め、6月15日の閉会前に決着がつく見込みとなったのだが……。
14日の議会運営委員会を前に、意外な動きがあった。東京都議会議長は、舛添知事に辞職を説得したというのだ。
・都議会議長が説得
お昼のワイドショー『ゴゴスマ』(TBS系)では、都議会の動きを次のように伝えていた。14時から14時半まで都議会議長が、舛添知事に辞職するよう説得に当たったそうだ。14時38分頃に動きがあり、都知事は報道陣の前に姿を現し……知事自ら何かを語ると思ったら、その場所をスルーして、報道陣の前を通りすぎたという。
・説得を拒否
この後の議長の話によると、舛添知事は議長の説得を拒否して、議会との対決する構えを見せたとのこと。これにより、各会派は不信任決議案を1本化して提出する方向で調整に入ったようだ。
・辞職か解散か?
となると、不信任案は可決されることになる。そうすると、知事は10日以内に辞職するか、議会を解散するかという選択になるのだが、ここまできて10日以内に辞職を考えているとは思えない。ということは、議会を道連れにして解散ということになるのか……。
・まるでメガンテ
これじゃあまるで、ドラゴンクエストに出てくるアノ呪文のようじゃないか。自らの命と引き換えに、敵を全滅させる「メガンテ」のようじゃないか……。とはいえ、まだ議会の解散になるとは限らない。大義のない解散はないのではないか、との見方もあるのだが……。明日の本会議にも注目が集まりそうだ。