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突然だが、みなさん! 今日4月26日がなんの日か知っているかな? 4月26日……426……4(よ)い2(ふ)6(ろ)……! そう、今日は『よい風呂の日』なのだ〜 (≧∇≦)。

単なるゴロ合わせだけど、折角だから今日の夜はじっくりとお湯に浸かって、贅沢なバスタイムといきたいところだよね! 自宅のお風呂で奮発した入浴剤を使うのもいいけれど、時間に余裕があったら近くの温泉とか銭湯に行ってみるのはナイスアイディア! 広〜いお風呂って、気持ちいいもの〜。

そんな人のために、お風呂界の最前線にいる人から聞いた「いいお風呂屋さんの見つけ方」を教えちゃうぞ〜!! これさえ知っておけば、今後のバスタイムがもっともっと充実したものになること間違いなし! ではでは、レッツゴ〜!

・特殊な浴場に5年勤務する男性がレクチャー

今回教えてくれたのは、特殊な浴場に5年もボーイとして勤務しているという阿輪 漏所(あわ ろーしょ・仮名)さんだ。スーツに蝶ネクタイ姿で現れた阿輪さんは、私(和才)がよく行っている銭湯の番台に座っているおばちゃんとは違って、なんだかパリっとした雰囲気。

いかにもプロって感じで、すごく丁寧にお風呂の世界について教えてくれたぞ。ただ、写真撮影は「勘弁してくれ」とのことだったので、阿輪さんの写真はナシなんだ。ごめんね〜。

それにしても特殊な浴場って、特殊部隊みたいでカッコいいよね。普通の浴場が海軍だとしたら、特殊な浴場は海兵隊みたいな感じ! 選ばれし精鋭……みたいな! ネイビーシールズ……みたいな!! まさに最前線にいる人たちだよね。そんなプロ中のプロに、意見を聞いてみましょう! それではカモ〜ン、Mr.阿輪〜!!

・最前線にいるプロから見た「いい風呂」とは?

──早速なのですが、阿輪さん。日本には銭湯や温泉など色々なお風呂屋さんがありますが、阿輪さんが「いいお風呂屋さんだなあ」と思うのはどんなお風呂屋さんですか?

阿輪「結論から言おうか」

──はい、お願いします!

阿輪「いい風呂屋っていうのは、いい従業員を抱えている店だよ」

──なるほど……。

阿輪「ちょっと肩透かし喰らった感じだろ。何だよ、そんな当たり前なことをって。もっと風呂屋っぽい条件があるんじゃねえかって、思ってるだろ?」

──そこまでではないですが、お湯の質とか浴場の設計とかじゃないのは確かに意外でした。

阿輪「お湯の質なんて、どうでもいいってもんよ! お客さんが湯船に浸かる時間なんて長くて10分程度なんじゃねえか? 浴場の設計つったって、あんた。法律の関係で変えられないから、どうしようもねえんだよ。そんなものは全く重要じゃねえ」

──やはり人だと。

阿輪「そう、一にも二にも人よ。といっても女性だけじゃねえぜ。意外と思うかもしれねえが、俺たちみたいな男性従業員の役割だって大事なんだ。そしてこれは俺個人の意見だけど、店の善し悪しは男性従業員の接客態度に出るものだと思ってる」

──というと?

阿輪「この世界、女性と俺たちみたいなボーイでは身分が全く違うんだよ。よく『お客様は神様、女性はお姫様』なんて言われていてな。同じ店の従業員という立場でも圧倒的に女性優位の社会なんだ」

──女性はお姫様!! 僕が知っているおばちゃんもお姫様なんですか!?

阿輪「そう。だから店長とか社長みたいな立場の人でも、女性に注意をする時はすごく気を遣う。その反面、男性従業員は比較的よく叱られる。

言いやすい立場だからってのもあるんだろうけど、『俺たちの粗相(そそう)でお客さんの足を遠ざけることがあってはならない』という意識があるからなんだ。それはプロ意識と言っていいと思う。だからそんなプロ意識を持っている店の場合、俺たちみたいなボーイは最も厳しく接客を叩き込まれるんだよ」

──理屈はなんとなく分かるような気がします。

阿輪「つーことはよ。いい風呂屋に巡り会うために、男性従業員の態度は大いに参考になるってことだ」

──この後、いよいよ阿輪さんが「実際に見るべきポイント」について語ってくれるぞ。続きは次のページへGO!

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.