中国の勢いはとどまることを知らず、いつどんな時でも世界各国へと人の波が押し寄せている。もちろん、日本も例外ではなく、さまざまなところに中国人が殺到。彼らが大量に買い物することは「爆買い」と呼ばれ、2015年の流行語大賞にもなった。
そんな「爆買い」だが、実をいうとサッカー界でも行われており、次から次へと有名選手の中国移籍が止まらない状態だ。そこで今回焦点を当てたのは、中国リーグに移籍したサッカー関係者。題して「中国が爆買いした大物サッカー選手&監督11選」である!
1:ルイス・フェリペ・スコラーリ
知る人ぞ知るブラジルの名将であるスコラーリ。2002年の日韓W杯でブラジル代表を優勝に導き、2014年の自国開催でも指揮した。ドイツ戦で1−7と歴史的惨敗を喫したものの、世界トップレベルの監督なのは揺るがない事実だ。現在はアジア随一の強さを誇る広州恒大の監督を務めている。
2:パウリーニョ
広州恒大が補強した選手で強烈だったのが、ブラジル代表のパウリーニョ選手だ。選手として絶頂の中、中国リーグでプレーすることを選択した。その移籍金は約19億円とのこと。
3:アサモア・ギャン
ガーナ人ストライカーであるアサモア・ギャン選手も爆買いされたうちの一人。所属する上海上港での週給は約4000万円とも言われており、世界トップクラスの収入を得ている。
4:ジャクソン・マルティネス
ブラジルW杯の日本戦で2得点を挙げたコロンビア人ストライカー。欧州の主要クラブが欲する彼が移籍したのはこれまた広州恒大で、その移籍金は破格の約55億円と言われている。
5:ドラガン・ストイコビッチ
もはや説明不要だろうが、「ピクシー」の愛称を持つセルビア人の監督。選手、監督時代の活躍はご存知の通りだ。2015年8月、彼は広州富力と2017年シーズン終了まで契約を結んだ。
6:フレディ・グアリン
2016年冬の移籍市場で長友選手も所属するインテルから中国の上海申花行きを決断したのが、コロンビアのグアリン選手。契約の詳細は明かされていないが、移籍金は約15億円との噂だ。
7:ラミレス
イングランドの強豪・チェルシーの中心として活躍した経歴があり、現役ブラジル代表のラミレス選手。今冬、他の選手に比べて群を抜いた実績を持つ彼は、移籍金約36億円で江蘇蘇寧入りした。
8:エセキエル・ラベッシ
こちらも今冬の移籍市場で世界を驚かせた一人である。パリ・サンジェルマンから河北華夏へ移籍した現役アルゼンチン代表のストライカーは、2年契約で年俸は約38億円とも言われている。
9:ジェルビーニョ
今冬、ラベッシ選手と同じ河北華夏に移籍したのが、コートジボワール代表のストライカー・ジェルビーニョ選手だ。イタリアのローマから移籍する際に発生した金額は約24億円とのこと。
10:デンバ・バ
2015年の夏に当時の中国リーグ歴代最高額で中国に移籍したのが、セネガル代表のストライカー。約20億円とも噂される大金で、トルコのベシクタシュから上海申花へと移籍した。
11:アルベルト・ザッケローニ
そして大トリを飾るのは、イタリア出身の名将「ザック」である。ACミランをはじめとするビッグクラブを指揮し、2014年W杯まで日本代表監督を務めたのはご存知の通り。2016年1月より北京国安の監督に就任した。
以上が「中国が爆買いした大物サッカー選手&監督11選」だ。もちろん11人以外にも有名な選手や監督はズラリとおり、これからも天井知らずの資金力で有名選手を獲得するものと思われる。近い将来、世界トップレベルのリーグは中国……なんて時代が来るかもしれない。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.