心は熱く頭は冷静に。これは勝負事において大切なことである。なぜなら人は心技体が揃っていてこそ、本当の実力が発揮できるもの。気持ちが先走ると、最高の結果を得ることは難しくなるからだ。
特にスポーツの試合では、アドレナリンが分泌するため、なかなか冷静にいられないことが多い。だが、アメリカで行われたバスケの試合では切羽詰まった状況から冷静に局面を打開。そして奇跡のプレーが生まれていた!
・アメリカの大学生同士の試合
YouTube にアップされた動画のタイトルは「Rochester Men’s Basketball Mack Montague Game Winner」。シカゴ大学とロチェスター大学の試合で、奇跡のプレーは誕生した。
・リスク上等
まず状況を整理すると、残り時間はわずか2.7秒。76−74の2点差で、追いかけるロチェスター大学がフリースロー(1ショット)を得ているといったシーンだ。彼らの勝利はほぼ絶望的といっていいだろう。
リバウンドを取って同点。これが一番現実的で可能性が高い。しかしながら、彼らの選択肢は違った。なんと負けるリスクを承知した上で勝利を奪いにいったのだ! どのようにしたのかというと……
・あえて外して3ポイント狙い
フリースローを投じた選手はあえて外し、リバウンドを奪取。そして大外へと移動した選手へすぐさまパスを出し、3ポイントシュートを打たせたのである! しかも、それを沈めてしまったのだから「あっぱれ」だ。
なお、3ポイントシュートを放った選手の動きを見たところ、こういったサインプレーだったのかと推測できる動きをしている。いずれにしても、崖っぷちでも諦めずに冷静だったからこそ生まれた奇跡。そのことには変わりない。やはり勝負事において「心は熱く頭は冷静に」は大事である。
▼同点でなく勝利を狙う姿は執念を感じるぞ