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突然だけどクイズです。子供のうちは大好きだけど、大人になったら苦手になるものな~んだ? ……そう、昆虫だ。子供の頃は、固そうなボディーや脊椎動物ではありえない身のこなしをカッコいいと思うのだけど、大人になるにつれて昆虫をカッコいいと言う人は「昆虫マニア」くらいになる。

かく言う私(中澤)も昆虫は大の苦手。ゴキブリはもちろんのこと、昔は大好きだったバッタも今では厳しい。ヤツラが本気で襲ってきたら普通に負ける。これは “弱点” と言っても過言ではないだろう。ただ、弱肉強食のこの世界、弱点は克服していかねばなるまい……というわけで昆虫を食うことにした

・昆虫食フェア

訪れたのは高田馬場の居酒屋「米とサーカス」。2016年2月8日~3月6日の間、この店では「昆虫食フェア」が開催されている。珍しいのは、茶碗蒸しや甘露煮、素揚げなど、昆虫が和食で出てくるところだ。

生きた昆虫を見かけると一目散に逃げる立派な大人である私は、昆虫を食うのももちろん初めてだ。店の前に着いた今、はっきり言ってテンションはダダ下がりだが、弱点を克服するために避けては通れない道である。
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・温かみのある店内

扉を開けて中に入ると、店内はぼんやりとした温かい明かりが照らすコンパクトな空間だった。木でできたカウンターと2席ほどの机には先客が数人いて、カウンターの中では人の良さそうなお兄ちゃんが忙しく料理を作っている。とても虫料理を作っているようには見えない。私と同行した佐藤記者はカウンターに腰かけた。
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・奇天烈なメニュー

通常メニューと昆虫食フェアの特別メニューがあり、まず通常メニューを見てみると、ワニ、カンガルー、ウサギ、ラクダ、シカなどの料理名が並んでいる。人気のメニューは「ワニの天ぷら」とのこと。確かに、私たちが店にいる間もこの料理を注文する人が多かった。
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なお、昆虫食のメニューは以下の通りである。
イナゴの佃煮 470円
カイコの茶碗蒸し 480円
スズメ蜂の子の甘露煮 500円
サソリネギマ 500円
アリ卵の出し巻き 700円
アリチャーハン 900円
6種の昆虫食べ比べセット(イナゴ、カイコ、サソリ、タケムシ、コガネムシ、ゲンゴロウ) 1200円
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メニュー写真を見ると、すべての昆虫がそのままの姿で和食に使われている。これ誰得やねん……。この日は、アリは残念(?)ながら切れているとのことだったため、「カイコの茶碗蒸し」「サソリネギマ」「6種の昆虫食べ比べセット」をオーダー。私の腹の虫とただの虫の対決が今始まる。かかってこいやァァァアアア!

──戦いのゴングは高らかに鳴らされた! 次々に襲い来る虫たちに中澤の腹の虫が悲鳴をあげる!? ラスボス・ゲンゴロウが開く新たな世界の詳細は次ページで!

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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