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年々注目度を増す、日本を代表するロックバンド「人間椅子」。2016年2月3日に発売した通算19枚目のアルバム『怪談 そして死とエロス』は各方面から高評価が相次いでいる。

そんな彼らが発売日の2月3日にニコニコ生放送「帰ってきた人間椅子倶楽部 vol.4」に出演した。過去3回放送しているこの番組、今回からニコニコ生の公式放送となったのだが、視聴者が爆発的に増え、放送時の累計視聴者数はなんと3万5000人に達したのである! めちゃくちゃゆるい放送に癒される人続出ッ!!

・発売日の放送、番組内でMV解禁

この番組はこれまで、作品リリースのタイミングで放送してきた。発売日に放送が重なったのは、今回が初めて。さらにこの日は、新作に収録されている『恐怖の大王』(M1)のミュージックビデオの解禁日でもあった。そのビデオを番組内で初披露したのだ。

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・毎度ながらのゆるさ

新作に対する期待感と、公式での初めての放送が相まって、17時半からのライブ映像放映時からすでに2万人を超える視聴者数に達していた。メンバー登場時にはさらに視聴者数は上昇し、最終的に3万5000人にまでなった。ちなみに毎回のことながら、放送内容は終始和やか。というか、演奏時のメンバーからは想像もつかないほど、ゆるいものであった。

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・誰かの家を覗いているみたい

まず番組開始時は、鍋でスタート。3人のメンバーが具材を持ち寄って、しゃべりながら鍋を食べる。アルバム制作の舞台裏を語りつつ、鍋をつつく。まるで誰かの家の団らんをのぞき見しているような和やかさ。

・イラストは力作ぞろい

そして後半、FAXで募った「鬼」のイラストの紹介。今のご時世、ニコ生で放送しているというのに、FAXでイラストや質問を募集する番組があるだろうか……。その厳しいハードルを乗り越えて、届いたイラストは力作ぞろい。これにはメンバーもかなりビックリしている様子だった。

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・レアなアコースティックライブ

さらに後半は生演奏。今回の演奏パートは普段のライブでは見ることのできない、アコースティックアレンジだった。彼らの代表曲のひとつ『りんごの泪』、新作から『マダム・エドワルダ』、前々作から『ねぷたのもんどりこ』。きっとこれらの曲をアコースティックでやるのは、この日が最後だっただろう。レアアレンジでの演奏に、ファンは興奮したに違いない。

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・節分だから豆まき

最後の最後に、節分にちなんで豆まき。じゃんけんで負けたギターボーカルの和嶋慎治さんが鬼となった。そしてベースボーカルの鈴木研一さんとドラムボーカルのナカジマノブさんが、鬼退治。なおこの日、用意された豆は大豆ではなかった。和嶋・鈴木両氏の出身地青森県では、落花生を殻付きで投げるという。それにならって、殻付き落花生を用意しておいた。コレを全力で投げる! 和嶋さんは痛かっただろう。

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・ツアー、インストアイベントも見逃すな!

ニコ生運営会社のドワンゴの協力により、過去3回よりもグレードの高い配信が出来たのではないだろうか。もし年内にもう1回放送できるとしたら、さらなるサプライズ企画が用意されるかもしれない。その時まで、楽しみに待っていて欲しい。見逃した方は、プレミアム会員限定で、タイムシフト視聴(1回)可能だぞ。

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人間椅子は2月19日の大阪を皮切りに、全国ツアーを敢行する。ニコ生を機にバンドを知った方はぜひ会場に足を運んで欲しい。圧巻のライブに度肝を抜かれること間違いなし。また2月6日名古屋タワーレコード近鉄パッセ店で、翌7日には大阪タワーレコード難波店で、インストアイベントを行うとのこと。そちらもお見逃しなく!

参考リンク:帰ってきた人間椅子倶楽部 vol.04 supported by ロケットニュー ス24
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼今回は公式放送とあって、機材も充実。ドワンゴの全面協力で実現
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▼17時半からのPV、ライブ映像放映パートですでに2万人を超える総視聴者数に
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▼そして生放送スタート。鍋をつつきながらアルバム制作秘話を話す。まるで誰かの家
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▼後半は生演奏。一般向け放送で1曲、プレミアム会員向け放送で曲を披露
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▼FAXで寄せられた鬼のイラスト。力作ぞろいだった
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▼終盤の和嶋さん奏法解説。思わず唸るような内容だった
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▼最後に豆まき。無邪気な大人たち
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▼放送終了後のアンケートで「とてもよかった」と回答した人が98パーセント!
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