「サッカー」と「卓球」……パッと見たところ “球技” ということ以外、イマイチ結びつかない両キーワード。実はこの2つを融合させた「ヘディス(HEADIS)」というスポーツがあるのをご存知だろうか?
ドイツで生まれたというこの競技、初心者でも簡単に楽しめるためにヨーロッパで人気が急速に広まりつつあるという。そこで、今回はヘディスの驚くべき好プレー動画をご覧いただきたい。
・2006年に学生が発案した競技
2006年、ドイツの大学でスポーツ科学を学んでいた学生が発案したというヘディス。ハンドボールほどの大きさの専用ゴムボールを使い、ヘディングで卓球を行うというちょっと変わったスポーツなのだが……。
前述の通り、現在その人気は急上昇中。今やドイツ全土の大学でヘディスが行われているとも言われ、さらには国境を越えてスイスやチェコなどにも広がっているとのことだ。
・ルールは簡単
ルールは普通の卓球台を使用し、頭のみでラリーをするというもの。つまり卓球台とボールさえあればゲームが楽しめるというわけだ。
なお、コートにボールがバウンドする前にボレーで打ちかえしたり、テーブルを触ったりするのもOK。得点については11点先取したものが勝ちで、デュースもあるという。
・全身を使ってボールを打ち返す
動画で試合のようすを見てみると、後方に上体を反らしながら卓球の台の上に飛び乗って……ヘディングでスマッシュ! 全身を使ってボールを打ち返しているため、1試合終わる頃にはかなりの運動量になりそうだ。
・ファインセーブで会場は興奮の渦に
続いて動画の3分15秒あたりから始まる試合のせめぎ合いがこれまたスゴい。向かって左側の男性がラリーの途中でスマッシュを打つと、右側の相手もすかさずボールの元へ滑り込み、ファインセーブ! 失点ギリギリのところでなんとか打ち返して守りきり、会場は興奮の渦に!!
発明されてからまだ10年ほどしか経っていないこのヘディス。限られたスペースで出来るとなれば日本でも浸透する可能性は十分にあると言えよう。今後要チェックなスポーツのひとつである。
▼3分15秒あたりから始まる試合のせめぎ合いに注目。