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佐藤です。まあ、あの~、最近は各県の市がPRに力を入れていて、アノ手コノ手で話題作りをしている訳ですよ。もっとも成功した例のひとつに、宮崎県の小林市が挙げられると思うんですけどね、なかなかああ言うウマさって難しいかなと思う訳です。そう簡単に思いつく手ではないから。

・何かが違う

多分多くの行政がアレにならって、驚きのある面白いPR動画の制作を行っていると思うんですが、奇抜さだけを狙うと間違うんではないかと、私は考えます。こう言っては何ですが、その奇抜さだけを狙ったひとつの例が、最近公開された兵庫県南あわじ市の動画ではないでしょうか。率直にいって不気味。何か違うんじゃないかと思うんだけど……。

・うどん県を意識?

南あわじ市は、2016年1月11日に日本から独立して「あわじ国」を建国するというプロモ―ションを開始しました。2月19日から特設サイトで国民投票を行うと発表していたんです。わかりますよ、香川の「うどん県」みたいな感じでしょ? よくわかんないけど、たぶん方向性はそれでいいと思いますよ。

・県の魅力は伝わらない

でも、目新しさがないというか。焼き直し的というか……。まあ、そこまでは良いとして、1月21日に公開された「【あわじ国 独立ムービー】農畜水産物篇」が奇抜さを狙いすぎた代物であると言わざるを得ません。コレ、面白くしようとしてそうしたんだと思うけど、県の魅力を伝える意志が感じられないんだよな~……。

・いいところなのに……

私は2015年に淡路島に行って、とても良いところだと感じました。景色は美しいし、食べ物は美味しいし。短時間の滞在だったけど、また来たいと自然に思える場所だったのに。PR動画にしたらコレ? と思わざるを得ない。普通に不気味で気持ち悪いから1回見て十分。これ以上、このプロモーションがどう広がるのか、全然興味が持てない。これはないんじゃないの?

参照元:YouTube
執筆:佐藤英典