ロケットニュース24

【動画あり】秒間120コマ撮影できるスマホでスカイフィッシュを撮影しに行ってみた結果

2016年1月25日
提供: シャープ株式会社

gohatoritanbou

突然だが、スカイフィッシュをご存じだろうか? 魚ではない。超高速で空を飛び回る、棒状の未確認動物(UMA)のことである。そのスピードは……なんと時速280キロ以上! ほぼ新幹線の最高速度と同じ速度で、謎の “棒” が飛び回っているのだ。

その存在が初めて撮影されたのは1995年。場所はメキシコの「ゴロンドリナス洞窟」だった。その後も多くの者がスカイフィッシュの撮影に成功。もちろん日本も例外ではなく、つい先日に発売された『月刊ムー』の最新号にも、まさかの場所で撮影されたスカイフィッシュ写真が掲載されている。どこで撮影されたのかというと……

──大人の事情で書けないのだが、さらに、ネット版のムーでもボカシが入っているような場所なのだが、雑誌の方は無修正だ。それはさておきさておいて、とにかく今でもスカイフィッシュは現役バリバリで飛んでいる。日本でも……飛んでいるのだ!!

・夢のない話「モーションブラー現象説」

ところがである。いろいろ調べてみると、とある仮説が、さも最終結論のように書かれている。それこそが「モーションブラー現象説」。ざっくり言えば、スカイフィッシュとされているのは “飛び回ったハエなど昆虫の残像(ブレ)” だという説だ。

実際に、“ごく一般的な家庭用ビデオカメラ(秒間30コマ撮影)でハエを撮ったらスカイフィッシュみたいになった” という実験結果もあるらしい……。

……なんて夢のない話だろうか。大人(おとな)か。現実か!! スカイフィッシュを撮影するためにメキシコ行きまで検討していた私(GO羽鳥)はもちろん、月刊ムー編集部も許すはずがない。ならば私が撮ってやる。モーションブラー現象説をぶっとばせ!!

・ウエポンは120fps撮影が可能なSHARPのスマホ『AQUOS SERIE mini SHV33』

モーションブラー現象説を打破するためには、30fps(秒間30コマ撮影)より細かく撮れるビデオカメラが必要だ。今のスマホならば60fpsくらいは普通なのだが、それより倍の120fps! 1秒間に120コマも撮影されるビデオカメラを用意してみた。

その名も『AQUOS SERIE mini SHV33』(以下「SHV33」)。ビデオカメラではなく、SHARPの最新鋭スマホである。もしもSHV33でスカイフィッシュが撮影できたら文句なし。ハッキリクッキリと、羽根が波打つ様子も撮影できるはずである。

・日本におけるスカイフィッシュのメッカは神戸の六甲山

目的も決まった、機材も決まった。次なる問題は場所である。先述の通り、最初はメキシコのゴロンドリナス洞窟に行こうと準備をしていた私だったが、急転直下の情報が入る。“日本だったら神戸の六甲山がスカイフィッシュのメッカ” だという怪情報だ。

そ、そんなバカな……と思い、すぐに『月刊ムー』の編集さんに裏取りをしてみたところ──

ムー編集部「有名ですね。UFOも出ますが、スカイフィッシュ撮影の例も多いですよー」

──と、まさかの即レス。しかもマジ! ムーが言うんだから間違いない!! その後、さらにスカイフィッシュ情報を調べまくった結果、いくつかの遭遇ポイントが存在することが判明したのだが、今回私が選んだのは以下の2カ所である。

その1:再度山に近い諏訪山展望台(スカイフィッシュ目撃情報が多く、神戸の景色も一望できるとの情報)
その2:水晶山に近い裏六甲(スカイフィッシュ以外にもキューブ型の未確認飛行物体がよく見られるとの情報)

すべての準備は整った。あとは現地に行ってスカイフィッシュを撮影するだけ! はたしてスカイフィッシュは撮影できるのか!? 観測結果は動画付きで、すべて次ページ(その2)に掲載だ!

参考リンク:SHARP『AQUOS公式サイト』、『AQUOS SERIE mini SHV33』、ムーPLUS
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

【動画あり】秒間120コマ撮影できるスマホでスカイフィッシュを撮影しに行ってみた結果(その2)

神戸の峠をグイグイ攻めつつ、まず向かったのが再度山に近い諏訪山展望台だ。なるほど確かに景色が良い。中国語で言うなら好景(ハオカン)である。好(ハオ)ッ!

だが、私の目的はスカイフィッシュ撮影。秒間120コマ撮影の威力を体感すべく、120fpsのSHV33で撮影してみた。すると……!!

さっそく何かが横切った! 来たか! 早くも来たかスカイフィッシュ!! これにて取材は終了か! 六甲おろしに さっそうと、蒼天翔けるスカイフィッシュ!! 輝く我が名ぞスカイフィッシュ!! ──と期待に胸が踊ったが、撮影した映像を確認すると……

鳥じゃった。鳥が飛んどるだけじゃった。鳥が羽ばたいているだけじゃった。ワシの名前は羽鳥なので、いちおうワシも飛んでみた。青春の覇気美しく、飛んでみた。

──さて、続いて向かったのは水晶山に近い裏六甲。険しいジャングルの中をズンズンと突き進んでいくと、ダイヤモンドポイントと書かれたエリアにたどり着いた。ダ、ダイヤモンド……!

そ、そういえば……この場所は、スカイフィッシュ以外にもキューブ型の未確認飛行物体がよく見られるとの情報。ということは、ダイヤモンド=キューブ型UFO! こうなったらスカイフィッシュとダイヤモンドUFOのダブル狙いだ!!

ということで、先ほどと同じく、三脚に SHV33 を固定して撮影開始。その撮影風景を、これまた別のカメラ(30fps)で撮影していたところ……!!

ダブルどころかトリプル!! 形状からしてスカイフィッシュ&円盤型UFO&キューブ型UFOと見て間違いないだろう。これはスクープ!! 一刻も早く『月刊ムー』に投稿せねば!! ……と思いながら動画を確認してみると、衝撃の事実が発覚した。

何かの葉っぱや茎が舞っているだけじゃった。そ、そんばバカな……。逆に30fpsだから葉っぱや茎に見えるだけだ! ──と思いながら、三脚固定の SHV33(120fps)の映像も確認してみたところ……

裏六甲をバックにロン毛のデコ野郎が楽しそうに舞っているだけじゃった。特にスカイフィッシュもキューブ型UFOも、怪しいモノは何も映っていなかったのじゃった……。

そんなこんなでその後の私は、有馬温泉に寄ったりしつつ、ひとっ風呂浴びてコーヒー牛乳をグイッと飲んで「っかぁ〜!」と極楽気分を味わいつつ、神戸の夜景まで堪能したが、そこらにスカイフィッシュはいなかった。ちなみに神戸グルメは激ウマだった。

結論から言えば、今回の作戦で撮れたのはスカイフィッシュやUFOではなく、“秒間120フレームの六甲山と私のジャンプのみ” であったが、きっとスカイフィッシュは実存する。“モーションブラー” なんて夢のない話は、私と月刊ムーの前では禁句である。

だが、もしかしたら神戸ではなく、月刊ムーに書いてある通り、千葉県は浦安にあるテーマパーク、通称「夢の国」にいるのかもしれない。秒間120コマの動画が撮れる『SHV33』なら、夢のあるスカイフィッシュ映像が撮影できることだろう。きっと。

参考リンク:SHARP『AQUOS公式サイト』、『AQUOS SERIE mini SHV33』、ムーPLUS
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼こんなにすごいカメラ性能なのだ!

▼これが浦安のスカイフィッシュだ!

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