“和” は日本人の心。そんな “和” の代名詞的存在である伝統芸能、歌舞伎──。そして、それをパックにしちゃった「一心堂本舗」。外国人観光客が年々増加している昨今の日本において、そういった “和” なグッズは日本人のみならず……いや、むしろ外国人に特に人気だ。
ところで、一心堂本舗の “和” な商品は、パックだけじゃないんだぞ。 “和” なお菓子、『おかき』もまた逸品なのだということ……知ってた? ごぼう・南瓜(かぼちゃ)・たまねぎ……と、3種類ある おかきは、日本人なら思わず頬がほころび心がほっこりしてしまうような、ジーンと味わい深い美味しさを誇っているのだ。
・普段はちょっとだけ買いづらい
歌舞伎パックで一躍有名となった一心堂本舗。実は、本社こそ東京は半蔵門にあるものの、本店と呼べるお店は存在しない。よってオンラインショップか、催事的にオープンしているショップで購入することになるのだ。
公式HPによると、購入できる直営店は、歌舞伎座・明治座・新橋演舞場のほか、羽田空港(第1、第2ターミナル・国際線)。だが、ちょっぴり特別な場所なのでお買い物にはちょっと……な場所であることは否めない。
・期間限定ショップが便利!
現在、都内で期間限定オープンしているのは、新宿マルイ本館(〜2016年1月17日)・コレド室町3(〜2/14)・東京スカイツリー「東京ソラマチ」内(〜2月末)。これはチャンス! 筆者(DEBUNEKO)が訪れた新宿マルイでは、おかきを眺めていたら試食を勧めてくれたぞ。これは選びやすい!(結局全部購入したが。)
・江戸の養生文化を食で知る
さて、この『おかき』は一心堂本舗の「養生逸品」というシリーズで、江戸の健康的な暮らしに由来する旨味に特化した商品のようだ。確かにどれも、古き良き味わいと旨味を感じる仕上がりとなっていた。以下に、それぞれの味を端的に説明していこう!
・「ごぼう」がオススメ!
まず、一言で『おかき』といっても、3種類、全てタイプの異なる煎餅なので、ぶっちゃけ全種類食べてみて欲しいところ。では「ごぼう」。ごぼうはいわゆる「ピーナツ揚げ」のようなタイプ。
細長くサクサクとした食感の煎餅に、ピリっと甘辛〜い味を、濃いめにしっかりまとっている。ズバリ、きんぴらごぼうの味だ! なにより、噛み砕いた瞬間に、ごぼうの風味が口いっぱいに広がるほど、ごぼう感がハンパない! これは止まらなくなる味だ。私はこちらがイチオシ。
・「たまねぎ」はふんわりと軽い歯ごたえ
続いてひとつひとつが大きい「たまねぎ」は、揚げていないとのことで ふんわりと軽い食感。ごぼうのサクサクに対して、サックリといった感じでエアーをふんだんに含んでおり、皮をむいた半透明の玉ねぎを連想できる断面。玉ねぎを丸ごと生地に練りこんだらしく、こちらも口に入れた瞬間に玉ねぎの風味で覆われるぞ〜!
・「南瓜」は甘〜くてカリっとサクッ
南瓜に関しては、上記の2つと比べると、甘さが引き立つ分おやつのような感覚で楽しめる味。表面はカリっと香ばしい焼き色がついて、煎餅のよう。ポタージュのような甘みをまとい、噛むとサクッと軽い。もっとも おかきらしい食感だ。
──以上。これぞまさに、日本の味。外国人に胸を張ってオススメできる美味しさだ。是非、一度口に運んでみて欲しい!
参考リンク:一心堂本舗、新宿マルイ本館、コレド室町3、ソラマチ店
Report:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.
▼一番大きいのが「たまねぎ」、丸いのが「南瓜」、細長いのが「ごぼう」!
▼一心堂本舗といえばやっぱパックだよね。目新しい二つのキャラで保湿しながら「養生文化」をいただこうかしら。
▼うまい……。
▼口があんまり開かない……。
▼止まらない……。
▼こんなんだったよ!
▼『おかき』はこっち!