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正月を迎える度に思う。10代の頃は、年が明けると自動的にお金がもらえる、夢のような仕組みが働いていた。これを「お年玉」という。お年玉をもらえていた頃は良かった。働かなくてもお金をもらえたのに、働くようになったら1円ももらえなくなるだけでなく、あげなければいけないなんて……。

ところで今時の子どもたちは、いくらくらいお年玉をもらっているのだろうか? 気になったので、10代女子の実情をたしかめるために、お年玉に関するアンケートを実施した。その結果、15万円以上ももらっている子がいると判明! マジかよ、1カ月暮らせるレベルじゃねえか!!

・お年玉の現状

このアンケートは、10代の女子に人気のコミュニティサイト「マイナビティーンズ」に協力してもらって、実施したものだ。中学生・高校生・大学生・フリーターを対象に、計163名(アンケートは2016年1月26日まで)に答えてもらった。そのデータを見てみると、お年玉の現状はどうなっているのか? いくらくらいもらって、その額に満足しているのだろうか?

Q1.お年玉いくらもらった?

1万円以下 18人
1~3万円 56人
3~5万円 58人
5~10万円 27人
10万円以上 2人
15万円以上 2人

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Q2.お年玉の額に満足してる?

かなり不満 25人
不満 33人
満足 77人
大満足 28人

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Q3.お年玉が少ない親戚に対してどう思う?

ケチ 25人
仕方がない 44人 
もらえるだけでも有難い 70人
何とも思わない 24人

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Q4.お年玉は貯金する?

貯金する 30人
ほとんど貯金 27人
半分使う 44人
ほとんど使う 37人
全部使う 25人

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Q5.自分が大人になったら、子どもや親せきにいくらお年玉をあげる?

1万円以下 95人
1~3万円 43人 
3~5万円 8人
5~10万円 4人
10万円以上 1人
15万円以上 0人
あげられるだけ 12人

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・10~15万円以上もいる!

アンケートに答えてくれた女子たちが、受け取ったお年玉の相場は、1~3万円・3~5万円がもっとも多かった。少数ではあるが、10万・15万円以上の子もいることに、かなり驚く! もらってる子はもらってるなあ~……。高校生の頃、月のお小遣いが3000円だった私(佐藤)からすれば羨ましい話だ。

・1万円以下の子も……

その一方で1万円以下の子もいる。詳細なデータを確認してみると、中学生だけでなく高校生でも1万円以下の子も存在する。欲しいモノがいろいろある時期に1万円以下は厳しいような~……。バイト代でまかなっているのだろうか? そんな子たちがお年玉に不満を抱くのも無理はない。

・あげる立場になったら

しかしながら、自分が大人になった時にお年玉をいくらあげるのかを聞いてみると、半数以上が1万円以下! 当たり前かもしれないが、もらう分には多い方が良くて、あげる分は少ない方が良いということらしい。意外と堅実なのかも……。最後に、お年玉をくれる親や親せきに一言(自由回答)を尋ねると、次のような言葉が返ってきた。

・お年玉をくれた親や親せきに何か一言

「てんきゅう!」
「ありがとう」
「もっとくれ」
「ありがと」
「ありがとうございました」
「お金大事にしなきゃだね!!」
「もう少し多くてもいいんじゃないかな?って」
「感謝」
「お年玉をくれてありがとう」
「感謝してます」
「ありがとうございます。いつまでもらえるのでしょうか」
「大切に使います!いつか必ず恩返しします!!」
「もう20歳になったので、来年からはいらないよ」

一部からは、額を上げるように要求する声もあるのだが、ほとんどの女子たちが感謝の言葉を述べている。みんなええ子やないか~(涙)。全部使っちゃうって女子もいるみたいだけど、大事に使って欲しい。大人になったら、1円ももらえないからね!

データ・画像提供:マイナビティーンズ
執筆:佐藤英典