格闘技を見る上でもっとも力の入るシーンといえば、どちらか一方がダウンした瞬間である。1 vs 1のガチンコ勝負で勝敗が決するのか否か、倒された選手が立ち上がれるのか、そこに全員の視線が注がれる。
ご存知の通り、倒された選手はファイティングポーズをとり、レフェリーの判断を乞うのだが、とあるキックボクシングの試合で前代未聞の光景があった。ガッツリKOされた選手が、かつてないほど斬新なリングの降り方をしたのだ。
・キックボクシングの試合での一コマ
はたしてどのようにして降りたのか。その答えは動画「knockout」で確認することができる。キックボクシングの試合で激しい打ち合いを繰り広げる黒&白パンツ。そして一気に攻めたのは白パンツだ。強烈なカウンターが相手の顔面をとらえると、ダウンを奪ってみせる。
・絶対に諦めない黒パンツ
崩れるようにして倒れ、大の字になるほどダメージを受けてしまった黒パンツ。だが、彼は諦めない。立ち上がろうとしてフラつき、再度倒れても諦めようとはしない。俺はまだやれる……!
そんな気持ちが痛いほど伝わってくるが、脳震盪の影響もありレフェリーは続行不可能と判断して試合を終わらせる。それでも諦めない黒パンツは両手を上に突き上げ、全力で元気をアピール。次の瞬間、現実を受け入れられない彼は、誰もが目を疑うような行動に出た。
・レフェリーは正しかった
なんと彼はロープに向かって一直線。まるで勝者のような形でリングから降りたのである。ちなみにそのシーンは衝撃的なオマケつきとなっているので、ぜひご自身の目で確認していただきたい。ただひとつ言えるのは、レフェリーの判断は正しかったということだ。