出会いがあれば別れもある。それが人生だ。人は誰ひとりとして1人で生きていけず、その中で助け合い、喜びも悲しみも共有していく。ただ、ひとつだけ他とは異なる別れがある。二度と会えなくなる葬式がそうだ。
誰しもが必ず通る悲しい宿命だが、2015年11月18日に40歳の若さで亡くなったラグビー元ニュージーランド代表のジョナ・ロムーさんを覚えているだろうか。そんな彼の葬式が11月28日に行われ、涙なしで見ることができなかったのでお伝えしたい。
・ラグビーに携わる人物が集結
『RUGBY RAMPAGE』が Facebook で公開した映像には、ロムーさんの葬式が約8分にわたって収録されている。通常、葬式といえば悲しみに包まれて静かに送り出すイメージがあるが、彼の葬式は違った形で執り行われた。
・別れのハカ
というのも、葬式に集まった元チームメイトたちはロムーさんのひつぎを前にしてマオリの伝統の舞「ハカ」で送り出したのだ。悲しみをこらえながらロムーさんに思いをぶつける姿は、映像を見ているだけで涙が止まらない。
・天国でもラグビーを
ラグビーに携わったことがある人はもちろん、興味のない人でもぜひその様子をご覧いただきたい。ニュージーランドという国に伝わる伝統、ラグビー界にとって偉大な選手を失ったことに改めて気づかされるだろう。
追悼式典が同国のラグビーの聖地であるイーデン・パークで行われ、最後まで伝説のラガーマンだったロムーさんのことだ。おそらく天国でも背番号「11」を背負ってラグビーをするに違いない。