赤ちゃんの名づけについて、新しい傾向が出てきているようだ。ここ数年、キラキラネームが主流となっていたのだが、古風な名前に回帰する傾向にあるらしい。
そんななか、スマホアプリ「赤ちゃん名づけ」を提供するリクルーティングスタジオが2015年11月19日に、年間キラキラネームアクセスランキングベスト30を発表した。それを見ると、やっぱり難読なキラキラネームにアクセスが集中していることがわかる。しかも良く見ると、ひとつの名前にいろいろと読み方があって、もう訳わからん!
・回帰傾向
キラキラネームから古風な名前へと回帰している傾向を報じているのは、ニュースポストセブンだ。同誌によると、奇抜な名前から割と古くから使われている漢字を用いた名前が、増えつつあるとのことである。
・読み方いろいろ
しかしその傾向に反して、年間アクセスランキングの方は、相変わらず読み方のわからないキラキラネームが上位を占めている。さらに詳しく見てみると、ひとつの名前にいくつも読み方があることがわかる。その読み方もかなりバラバラだ。以下は代表的なものである。
・読み方がいろいろあり過ぎるキラキラネーム
名前:皇帝
読み:しいざあ、こうた、さうざ、すめかみ、ふらんつ、みかど、れおん、かいざあ名前:海音
読み:あまと、あまね、かい、かいと、ひろと、みうと、かのん、みお、のん、ねおん、まりぶ、まりん、みと、みの、みんと、かいん、しおん名前:希星
読み:きらら、きらり、きあら、きせき、きてぃ、きら名前:輝星
読み:きあら、きら、きらと、きらん、こうせい、そら、だいや、とわ、ひかる、べが、らいせい、らいと、らなせ、りげる、きらり、きらら、ひかり名前:美音
読み:びいと、びゅうね、みんと、みおん、かなで、はるね、ぴあの、びとん、ぴのん、みい、みお、みこと、みにょん、みのん、めろでぃ、りずむ名前:七音
読み:ななね、ななお、どれみ、おんぷ(サイト「赤ちゃん名づけ」より引用)
1つでも読み解くのが難しいのに、いろいろ読み方が存在すると混乱してしまう。学校の先生は大変だな~……。病院や役所でも、名前を呼ぶのに戸惑うことだろう。
特に「海音:まりぶ」とか「輝星:りげる」とか、「美音:みにょん」とか「七音:おんぷ」とか……。無理だよ、絶対読めない。ちょくちょく「みんと」が出てくるのはナンでなんだよ!? 親御さんの思いも良くわかるんだけど、無理に漢字をあてなくても、ひらがなも可愛らしいと思うんだけどな~……。
参照元:赤ちゃん名づけ、ニュースポストセブン
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24.