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人はひとつの過ちで人生を棒に振ってしまうことがある。その最たるものが犯罪。殺人をはじめ、強盗、ドラッグ依存症などだ。最悪死に至ることだってあり得るので、若い頃からあやまちを正し、きちんとした教育を受けることが求められる。

そのため、世界中でさまざまな手法が取り入れられているが、アメリカに刑務所を体験する「スケアードストレート」という恐ろしい方法があるのをご存知だろうか。一体どのような方法なのか。動画「Beyond Scared Straight: Most Explosive Scenes (S7) | A&E」と合わせてご紹介しよう。

・スケアードストレートとは

「スケアードストレートとは何ぞや?」という人もいると思われるので、簡単に説明しよう。これは恐怖を実感させることによって成果を得る教育手法のこと。

強引に恐怖を与えるのは、ちょっと……と思うかもしれないが、実は日本でも行われており、たとえば交通事故の怖さを教える授業もそのひとつ。スタントマンが車にはねられるのも、ひとつの「スケアードストレート」だ。

・刑務所ツアー

ただ、今回の舞台はアメリカというだけあって、恐怖を与える方法が普通ではない。動画には、実際に犯罪を犯した未成年を刑務所へ連れていき、その怖さを体験させる様子が収録されている。

反抗する囚人をスタンガンで気絶させるショッキングな映像からスタート。連れていかれた子供たちは囚人、さらには警官から容赦なくまくし立てられ、思わず泣き出してしまうほどの恐怖を植えつけられる。

・本物の囚人たちも登場

本物の囚人……全身タトゥーまみれで強面の男たちの脅しは、見ているこちらまで震え上がるような内容だ。しかしながら、更生プログラムに協力している囚人たちの行動からは、「お前たちは若いからまだ更生できる。俺たちのようになるなよ」といったようなメッセージを感じとることもできる。

犯罪を犯し、刑務所に入ることが何を意味するのか。それを知っているからこその行動だろう。更生するのは早いに越したことはない。過激ではあるが、この方法もありかもしれない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼実際に刑務所で恐怖を植えつけられる(1:25〜)

▼こちらは実際に更生した少年