犯罪を犯した人がお勤めを果たす刑務所の食事が、もし最高に美味しかったら、血税を払っている市民は気分を害してしまうかもしれない。という訳で囚人食が豪華なはずはないが、なんと、ムショには問題を起こした囚人が食べさせられる「罰食」が存在するのだという。
そんな、あまりに激マズすぎて残虐非道だと、裁判沙汰になるほどの囚人の罰食を、カップル数組が試食。彼らの反応がかなり強烈な動画「Is This Prison Food Cruel And Unusual? 」が、話題になっているので紹介したい。
・囚人の罰食ニュートラローフが激マズらしいぞ!
「人間が食べる物ではない!」と言われている、米囚人が罰で食べさせられる囚人食の名は、「Nutraloaf:ニュートラローフ」。‟Nutrition:栄養” と肉料理の ‟Meat loaf:ミートローフ” を掛け合わせたネーミングだと思われる。
一見したところ四角いハンバーグのようなニュートラローフは、名前だけ聞いたらヘルシーな響きだ。全ての食材を混ぜ合わせているという囚人食は、各州によって使用材料が異なるとのこと。例えば、イリノイ州の刑務所で出されるニュートラローフには、ほうれん草と人参、豆にアップルソース、トマトペーストとポテトフレーク、パン粉とガーリックパウダーが使われているのだとか。
材料を聞いただけでは、それほどマズい食べ物に変身するとは思えないのだが……。
・ムショの罰食を食べたカップルの感想は!?
そこでカップル数組が、この囚人の罰食を食してみるプロジェクトが敢行された。お盆に載せられて登場したニュートラローフを目の前に、彼らは好奇の視線を注いでいるが、味はいかほどに!? 以下が彼らのコメントである。
「脳が自殺しないよう指令を送っている」
「俺の犬が食べているドッグフードの臭いがする……」
「刑務所で生き延びるのは無理ね」
「なんだか肉と糊を練り合わせたような感触」
「これは食べ物じゃない!」
「人間としての尊厳を欠いた食べ物だわ」
「ゴミを食べさせられてるみたいだ」
「これは間違いなく罰食ね」
と、最後まで飲み込めずに吐き出す人が続出!!
・ニュートラローフを巡って裁判に発展!!
そして、なんとニュートラローフを罰として食べさせられたイリノイ州の囚人が、刑務所の運営をつかさどる矯正省に、「こんな物を食べさせられるのは残酷で異常な罰則だ」と訴えたというのだ!
さらに2008年にバーモント州では、ニュートラローフを巡って裁判沙汰に発展!! その結果、州最高裁判所は、ニュートラローフを罰として支給する前に、囚人に審理で意見する機会を与えるよう裁決を下している。
収入がない囚人だけに、きっと裁判は市民の税金でまかなわれているに違いない。そんなにニュートラローフを食べたくないのなら、訴えを起こす前に、模範囚として大人しくしていればいいのにと思ってしまったが……。それにしても、裁判沙汰に発展するほどの激マズ食とは、試しに一度味わってみたい気がしてならない。
参照元:YouTube、Boston.com(英語)
執筆:Nekolas
▼裁判沙汰になるほど激マズな囚人食を食べたカップルの反応は、こちらでチェック!!