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世の中には、本当に「草食系男子」が多くなってしまったらしい。そのこと自体が、いいか悪いかは別にして、「草食系男子にはとっとと絶滅していただきたいと思っています」と語るなど、「そっちから攻めて来いや!」と考える女性がいることも事実である。

だが、本当に草食系男子の中に眠る “野生のエナジー” は消え去ってしまったのだろうか? 単にシャイなだけで、「女性にアプローチする方法」を知らないだけではないだろうか? そこで今回は、通称・合コンマスターの「あっくん」(仮名)に、基本的な合コンの心得を聞いてみたのでご紹介したい。

・合コン1000回以上の猛者

まずは、あっくんのプロフィールをザッとご紹介しよう。現在30代のあっくんは、これまで1000回近くの合コンをこなした『合コンマスター』である。「誰が相手でも全力で盛り上げる飲み会」をモットーに、合コンのオファーが絶えない夜の人気者だ。

まずはそんなあっくんに、「草食系男子」について聞いてみた。

「うーん、俺の周りにはいないし、俺自身も超肉食だから、あんまり意味がわからないな。でも男なら “女性にモテたい” って気持ちは誰にでもあるんじゃないの?」

さらにあっくんはこう続ける。

「合コンしてても、最初から “お酒飲みません” みたいな女性もいるから、何とも言えないよね。俺たちはアルコールの力に頼らなくても何とかなるけど、普通の男性だと厳しいんじゃないかな? 女性も飲み会に来るなら、最低限の心構えはして欲しいな」

ということであった。ちなみにあっくんのチームは4人組らしく、それぞれに役割りがあるという。

「回し役・特攻隊長・爆弾処理・大オチかな。別にそれを狙ったわけじゃないんだけど、いつの間にかそうなってたね。大切なのは1人でもドリブル出来ることかな。こっちも目の前の女性に集中したいから、メンバーに気を使ってる場合じゃないしね」

・とにかくホメまくる

あっくんチームの概要が少しわかったところで、草食系男子でもすぐに実践できるテクニックについて聞いてみた。

「とにかくホメることだね。基本中の基本だよ。俺は1回の飲み会で100回くらいは “かわいい” と “好き” って言うよ。名前・ネイル・服装・話し方、なんでもいいんだ。褒められて嫌な気持ちになる人間はいないよね?」

「軽く見られたっていいじゃない。みんながハッピーになるなら。シリアスな部分は、その人と2人きりになったときに出せばいいよ。ただ、ホメるにも100個ってなるとなかなか大変。その女性のことを見抜く観察力が結構必要だね」

・女性と2人きりになる方法

とにかくホメまくるのが基本らしいが、数時間の飲み会で100回ホメるとは、さすが合コンマスターである。ちなみに、合コンの途中、女性と2人きりになるにはどうすればいいのだろう? 

「まず一次会は女性にアプローチしまくること。“この人とだったら2人で食事くらいしてもいいな” って思われればOK。二次会がカラオケだとしたら、ここは団体戦だから、チームプレーで盛り上げるのがメインかな。もちろん気になる女性には、常にアプローチは続けるね」

「カラオケで女性がトイレに立ったらチャンスだね。むしろ二次会以降は、女性が1人になるタイミングしか見てないよ。一番基本的なのは、女性がトイレに立ったら、そのコの服とかカバンを持ってエレベーター前で待ち伏せて、“このまま2人で飲みに行こうよ” って言うかな」

「嫌がられたら戻ればいいし、上手くいけば2人で飲みに行く。失敗したって死にはしないからさ。もちろん残りのメンバーは文句言わないし、むしろ部屋を出るとき敬礼ポーズでサインを送ってるよ」

……とのことであった。なかなか勇気がいりそうなアクションではあるが、確かに失敗しても死ぬことはない。勇気を振り絞り「ここぞ!」というときに試してみてほしい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.