世界中の国家を擬人化したアニメ「ヘタリア」。国家の政策や成り立ち等がキャラクターの個性に反映され、国家間の関係性を人間関係に置き換えて描くこのアニメは、6期まで放送されるほどの人気作品だ。
そんな本作のミュージカル『ヘタリア~Singin’ in the World~』、略して『ヘタミュ』のキャストが発表となった。……んだけど、これはどうなんだろう……?
・キャスト
まずは顔ぶれを見ていきたい。キャストは以下の通りだ。
イタリア役: 長江崚行さん
ドイツ役: 近江陽一郎さん
日本役: 植田圭輔さん
アメリカ役: 磯貝龍虎さん
イギリス役: 廣瀬大介さん
フランス役: 寿里さん
ロシア役: 山沖勇輝さん
中国役: 杉江大志さん
オーストリア役: 菊池卓也さん
・全員バリバリの日本人
つい最近、アニメを6期全部イッキ見した私としては、このキャストには1ミリも賛同できない。それはもう怒りすら覚えるほどに。まず納得できない点は、キャストが全員バリバリの日本人であることだ。
様々な人種が入り乱れるこの作品のキャストが……それぞれのビジュアルも個性の一環でキャラ同志の絡みが最大の魅力のこの作品のキャストが……なんでバリバリの日本人ばっかりなんだ! 劇中、誰が「日本」か分からへんやんけ!
・「日本」役が茶髪
そんな純日本人勢ぞろいのキャスト陣の中で、なぜか「日本」役の植田圭輔さんだけが茶髪だ。作品に登場するキャラの中でも、数少ない黒髪で奥ゆかしいキャラの「日本」のキャストが、なぜよりにもよってチャラ男っぽい “茶髪” なのだ! ますます、誰が「日本」か分からへんやんけ!
・そもそもなぜミュージカルにしようと思ったかを小一時間問い詰めたい
そんなこと言ったら、ミュージカルにできないじゃん……という意見ももちろんあるだろう。しかし、根本的な話をすると、できないのであればミュージカルにして欲しくないし、ミュージカルにする必要性が感じられないのだ。そもそもなぜミュージカルにしようと思ったのか小一時間問い詰めたい。
最後に一つ誤解なきように言っておくと、ミュージカルが決まった以上、もちろん筆者は役者さんに頑張ってもらいたいと思っている。ただ、愛すべき「ヘタリア」の世界観が損なわれないか心配しているのだ。いい意味で期待を裏切ってくれることを願いたい。
参照元:『ヘタリア~Singin’ in the World~』公式HP
執筆:中澤星児
▼いい意味で期待を裏切ってほしい!
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— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) October 2, 2015