
2015年10月1日に破産手続きに入ったことが発表されたアニメ制作会社「マングローブ」。私(中澤)はこのニュースに度肝を抜かれた。いや、度肝を抜かれたのは私だけではあるまい。むしろSFアニメファンの中には、魂を抜かれた人もいるかもしれない。
だって……だって……、マングローブって今まさに開始されたノイタミナムービー第2弾「Project Itoh」の2作目を手掛ける制作会社じゃん!! どうなんのこれ……、どうなんのこれ!? とりあえず、本日10月2日公開のプロジェクト一作目、『屍者の帝国』の舞台挨拶に突撃だ!
・「Project Itoh」とは
私のこの動揺が伝わらない人も多数いると思われるので、まず、「Project Itoh」について説明しよう。
2009年に34歳の若さで他界した天才SF小説家・伊藤計劃(いとうけいかく)。彼の遺(のこ)した3つのSF小説を3カ月連続でアニメ映画化するというアニメ界、SF界が満を持して臨む、一大プロジェクトである。
宣伝に約1年をかけ、本日待望の公開となった『屍者の帝国』。この作品を皮切りに11月13日に『虐殺器官』、12月4日に『ハーモニー』が公開されることが発表されていた。
・そんな状況でマングローブの破産ニュース
今回、破産手続きに入ったマングローブは、11月公開予定だった『虐殺器官』の制作会社だ。ちなみに、この会社が手掛けた2015年夏アニメ『GANGSTA.』は作画崩壊具合が半端なかったので、私はなんとなくヤヴァそうな空気を感じていた。しかし、まさかホントに破産するとは……。
・それを受けて『虐殺器官』の公開は延期
話を戻そう。公開直前にそんな衝撃の展開を見せた「Project itoh」。すでに公式サイトでは11月公開予定だった『虐殺器官』は延期、12月公開予定だった『ハーモニー』が11月に繰り延べで公開されることが発表されている。『虐殺器官』の公開はいつになるのか……。
今後の展望を見通す上でも、気になるのは本日公開の第1作目の出来だ。そして何よりも、これがアニメファン待望のビッグプロジェクトであることは変わらないのである。というわけで、初日を見た感想を素直に伝えたい。
・舞台
舞台設定は19世紀末のロンドン。“死者蘇生技術” が発達し、屍者を労働力として活用する社会である。主人公の医学生ジョン・H・ワトソンは、死んだ親友フライデーの屍者化を秘密裏に試みるのだが、諜報機関に知られてしまう。ワトソンの技術と野心を見込んだ諜報機関は、ワトソンにとある任務を命じる。ワトソンの運命は……?
・美麗すぎるグラフィック
まず、圧倒されたのは美麗すぎるグラフィック。そのグラフィックで表現される重厚な世界には強烈な説得力がある。文字から創造したと思えないほどの世界観だ。同時に「この素晴らしいグラフィックはアニメーター達の悲鳴の上に成り立っているのかもしれない……」と余計な想像も膨らむ。いずれにせよ、その命を懸けた仕事には敬意を感じずにはいられない。
ちなみに、舞台挨拶で言っていたが、プレアフレコ → CGの順で制作が行われたようなので、その辺りも鬼気迫るこのグラフィックに関係しているのかもしれない。
・超壮大になっていくストーリー
最初は、ロンドンの一医学生の個人的な話から始まる本作品。そんな主人公ワトソンに与えられた任務は “究極の屍者蘇生技術法の書かれた手記の捜索”。物語が進むにつれ、主人公の冒険はアフガニスタン奥地からロシア帝国まで世界中を巻き込んだ旅へと発展していく。超壮大、こんなの作ろうとしたら、そりゃ破産するかもね。
・突っ走るストーリーとハダリーのかわいさ
ただ一つ、個人的な感想を言わせてもらえるなら、ストーリーが加速してくると “詰め込み感” が少し気になった。シーンの盛り上がりに気持ちがついていけない部分があり、もったいなく感じてしまったのだ。しかし、ハダリーがかわいいので、どうでもいい。
・二重の意味で感じる命の脈動
エンディングは「そこに繋がるのか!」という意外性があって悪くなかった。なにより、今回のマングローブの件を含めて映画を見ると感動必至だ。伊藤計劃の壮大な命のストーリーと、アニメーターの命を懸けた美麗なグラフィックに、二重の意味で命の脈動を感じる。是非自分の目で作品に溢れる魂の輝きをチェックしてみてほしい!
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
中澤星児


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