今回のご相談は、「余計なひと言」に関するお悩みです。ひと言多い人っていますよね。そのひと言さえなければ良かったのに、たったひと言が全部を台無しにしてしまうケースがあります。自分自身も、余計なひと言を出してしまわないよう、気を付けてはいるのですが、無意識にポロッと出てしまうのが難しいところです……。
・ご相談内容(猫娘さん・女性)
「彼氏の、会計後の余計なひと言がガマンできません。彼氏は4歳上の会社経営者で、デート代は全部払ってくれています。会計後に毎回、『意外と高くついたなぁ』とか『今日は安かったぞ』とか、何かひと言呟かないと気が済まないようです。『意外と高かった』と言われてしまうと、なんだか責められているような気分になります」
・全額払ってくれる彼氏に感謝を!
会社経営者! なんという甘美な響きでしょう! もちろん、ひとくちに会社といっても、ガッポガッポ儲かって笑いが止まらない会社もあれば、倒産寸前の会社もあるでしょうが、猫娘さんの彼氏は、デート代を全部払ってくれるとのこと。ガッポガッポ儲かって笑いが止まらない会社なのでしょう。
不景気の昨今、ホテル料金すらワリカンのカップルが増えつつあるなか、猫娘さんの彼氏は全部払ってくれているのですよ! まずは、そのことに感謝をしましょう。
・金額を気にするのは経営者ゆえ……
次に、なぜ「安かった」だの「高かった」だの言いたがるのか、彼の心理を分析してみましょう。その答えは、彼の立場が「経営者」という部分にあるのだと思われます。どれくらいの先行投資で、どれくらいの利益を出せるのか、常に考えていなければならない立場です。
「高級焼き肉で接待した結果、100万の利益を出せたぞ」とか、「ムフフなお店で接待した結果、1000万の利益を出せたぞ」とか、「じゃあ次は、さらにムフフなお店で接待してみようか!」とか……。そのため、カノジョとのプライベートな時間も、つい数字に意識が向かってしまうのでしょう。
・「数字にも○○にも敏感なのね!」
対処法ですが、「やっぱり会社を経営していると、数字に敏感なんだね!」がキラーワードです。「そりゃ、そうだよ」と返ってきた場合でも、「いや、そういうわけじゃないんだけど」と返ってきた場合でも、次に続ける言葉は、「数字だけじゃなく、○○も敏感だよね!」で。これはあくまでも例です。彼氏さんが実際に敏感な部位を挙げてください。
■■だろうと×××だろうと、そのへんは猫娘さんご本人の裁量にお任せします。大声で言うとなおオッケー。彼にとっては照れ臭い話題でしょうから、今後は高いだの安いだの言わなくなるはずです。
「高かったと言われると、責められている気分になる」とのこと、だったらこっちは敏感な部分の話題で責めましょう! 成功をお祈り申し上げます。
恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト:Rocketnews24
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