iPhone5sから搭載されたチョー便利な機能といえば「Touch ID」こと指紋認証システムだ。いちいちパスワードを入力しなくても、あらかじめ登録しておいた指紋をタッチするだけでロックが解除されるとか楽チンすぎる。指紋認証、最高だ!
だが、悲しきかなセキュリティ的に “穴” があるのも事実。スヤスヤと寝ている隙に……「ぴと」なんてされたらロック解除。たとえ指紋ではなく乳首を登録しておいたとしても、風呂あがりに「ぴと」されたら一巻の終わりだ。これはイカン。超危険。
そこでオススメしたいのが肛門である。指紋ではなく肛門だ。いわば「肛門認証」だ。分厚いオシリの肉にガードされている肛門の “紋(もん)” は、そう簡単に攻略できまい(攻略されても困るが)。さあ、私と一緒に肛門を登録してみよう。
・iPhone6s の前に iPhone6 で試した
iPhone6sの発売日の早朝6時、私(GO羽鳥)は早起きして、自前のiPhone6とベッドインしていた。まずは iPhone6 の実力を確かめておこうと思ったからだ。
・肛門とiPhone6が通じ合う
パンツを脱いで、iPhone6のホームボタンを「ギュッ、ギュッ」と肛門に押し付ける。iPhone6が私の肛門を感じ取ると「ビッ、ビッ」とキレの良いバイブ振動音が響き渡る。あたかも「どや」「おう」といった阿吽(あうん)の呼吸。iPhone6は真剣に私の肛門の “紋” を記憶しようとしているのだ。乳首の時より、異次元を感じた。
・肛門ならではの気付き
さらに、もうひとつ、肛門認証をして初めて気付いたことがある。それは、「認証時、ホームボタンはジンワリと温かい」ということだ。乳首の時は気づかなかったが、いろいろと敏感な肛門は、かすかな温度の変化までをも感じ取っていた。
・自撮りしながらやると良し
それはさておき肛門認証、これがなかなか難しい。まず、ホームボタンと肛門の位置を合わせるのが難しい。2時間ほど格闘した結果、「使っていないスマホを使い、インカメラで動画撮影しながらヤルと位置合わせが楽」だということが分かった。
・難航した肛門認証
また、「肛門登録」は比較的ラクなのだが、いざロック画面に戻ってからの「肛門認証」が想像以上に難しい。肛門は指紋とは違い、ちょっとした気の緩みや緊張で、形やシワが変化する。また、長く認証作業を続けていると大量に汗をかく。当然ながら、それだと “違う肛門” だとiPhoneは認識するのでロックが解除されない。
つまり、“登録した肛門と同じ肛門” が再現されないと、ロックは解除できないのだ。つくづく私は「肛門は一期一会」だと痛感した次第である。大事なことなのでもう一度書く。「肛門は一期一会(こうもんはいちごいちえ)」なのだ。
・2時間かかった
そんな名言を生み出しつつ、肛門認証にチャレンジし始めてから約2時間後……ついに、iPhone6の思う “紋” と、私の肛門が提示した “紋” が一致した! 見事、ロックは解除されたのである。
ということで、「iPhone6において肛門認証は可能」、これは事実だ。また、マジメな話、その時の気持ちで変化する肛門の特性を活用すれば、指紋や乳首どころではない、“史上最強のセキュリティシステム” になるといっても過言ではないだろう。
たとえ秘密を暴こうとする敵に肛門をおさえられ、iPhone6をギュウギュウと肛門に押し付けられても、“登録した時の気持ちの肛門” にならないと絶対にロックは解除されない。こんなに強固なセキュリティシステムは、他にない。秘密を暴かれたら困るという世界の要人たちは、ぜひとも肛門認証を活用していただきたい。
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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