【ガクブル事実】「正しい方法で手を洗っている人は5％しかいない」との調査結果が発表される

たかが「手洗い」、されど「手洗い」。ただ手を濡らすだけじゃなくて、ちゃんとバイキンを取り除かなければ、手を洗う意味が無い。だがしかし、「正しい手の洗い方をしている人は、全体の5％だけ」というガクブル事実が、ある調査で明らかになったというではないか!?　そんなに少なかったのか……。

ということで今回は、「世間での手洗いの実態」や「正しい手の洗い方」など、手洗いに関するアレコレを色々とお伝えしちゃうぞ！

・15秒以上、手を洗おう！

ミシガン州立大学が、様々な公衆トイレで行った今回の調査。派遣調査員が総勢3749人の行動を観察し、人々がどのように手を洗うのか確かめたのだ。すると……「正しい方法で手を洗っている人は、たった5％だけ」ということが判明したというではないか！

アメリカ連邦防疫センター（以下、CDC）によると、石けんを使って15～20秒ほど手を洗わなければ、手のひらに付着したウイルスを洗い流すことは出来ないのだとか。しかし人々は、平均たった6秒しか手を洗っていない。本来割かなければならない時間の……半分以下!!

・手を洗わない人は、男性15%、女性7%

また今回の調査では、他にも興味深い事実が分かったので、箇条書きにて紹介してみたい。

・男性15％、女性7％が、全く手を洗わなかった。
・男性50％、女性78％が、石けんを使って手を洗っていた。
・洗面所が汚いと、人々は手を洗わない傾向にあった。
・午前中の方が、手を洗う人が多い。→ 夜のお出かけではリラックスしている傾向が強いため、手洗いを怠ってしまう人が多いのではないか……と推測できる。
・「手を洗いましょう」などのサインがあると、より多くの人が手を洗っていた。

なるほど、手を洗わない人って、やはり存在するんだな。そういえば、女子トイレに間違えて入ってしまった男子も、「手を洗わない女の子がなんて多いんだ」と驚いていたっけ……。

ということで今回の実験では、“石けんを使って15秒以上手を洗った人” が5%しかいなかったというのだった。

・指先を重点的に洗おう

そして、手を洗っている時間だけが重要なわけではなさそうだ。そう、「洗い方」だって忘れてはならない！　YouTube に動画を発表する You’re Doing it Wrong によると、手のひらや甲よりも、一番モノに触る指先を重点的に洗うべきなのだとか。

なるほど……まあ CDC は、手の甲、指の間、爪の中だって、洗うべきだと指南しているので、全体的にまんべんなく洗うのが吉だろう。

また、ハンドドライヤーを使って、手を乾かすのは避けた方が良いのだとか。なぜなら、ハンドドライヤーで手を完ぺきに乾かすことは難しく、どうしても手に水分が残ってしまう。そして濡れた手は乾いた手よりも、バクテリアをばらまいてしまうのだ。ということで、ペーパータオルや、乾いたハンカチで手を拭いた方がよさそうだ。

・鼻をかんだ後も、手を洗った方がいい

手を洗うタイミングも重要。料理をする前、食事の前、外から帰ってきたときなどの他にも、鼻をかんだり、咳やクシャミを手で覆った後なども、手を洗うべきなのだとか。みんな、鼻をかんだ後に手を洗っているかな？

今回ここで紹介した情報を整理してみると、「石けんを使って、指先を重点的に15〜20秒ほど手を洗い、キチンと乾かす」ということが良いようだ。ちなみに有名な曲『ハッピーバースデートゥーユー』をゆっくりと歌うと、だいたい20秒だったぞ！

手洗いは、感染症などのまん延を防ぐ、最も効果的な方法だと言われている。もしもキチンと手を洗えていなかったら、食中毒の危機が約50%も増加するそうだ。手洗いって、思ったよりも重要なんだな。ということで、みんな、ちゃんと手洗いしようぜ！　でないと、地獄絵図が展開されることになりそうだ……。

参照元：Michigan State University、Centers for Disease Control and Prevention、YouTube（英語）
執筆：小千谷サチ
Photo：RocketNews24.

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