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【本人降臨】マリリン・マンソンがネット上で「何でも聞いてくれ」と質問を受け付け! Q&A 28選がこれだ!! 「どんな化粧品を使っていますか?」など

2015年9月5日

“女優” と “殺人犯” の名前を掛け合わせ、ネコ好き、ロック歌手だけでなく、映画監督、俳優、画家もこなす人間と言えば……そう、マリリン・マンソン様だ。その過激な言動、音楽の世界観に魅了される人も多く、熱烈なファンが世界中に存在している。

そんなマンソン様が、海外サイト Reddit に降臨し「何でも聞いてくれ」と質問を受け付けたのだから、さあ大変! アレもコレも聞きたいことがありすぎる! ということでネット上でやり取りされた Q & A 28選をお届けしちゃうぞ!!


Q1:今朝の朝食は何を食べましたか?
A1:えーとね、グリルド・チキンを食べたと思うよ。でも今は時差ボケがひどくて、今朝なんて午前6時に目が覚めちゃったよ。だから今、2度目の朝食をとっているんだ。今回は、ウォッカだ。これぞチャンピオンの朝食だね。

Q2:ライブで、あなたが客席に投げたタオルをゲットしたことがあります。そのタオルは、飼いネコたちに大人気でした。なぜでしょう?
A2:アハハハハ! それはきっとステージに上がる前に、僕の飼いネコ、リリー・ホワイトを抱っこしていたから、彼女の匂いが僕の体に残っていたのかもしれないね。それとも、僕の体臭がネコを惹きつけるのかもしれない。

Q3:最近行われたツアーで、最高だった体験は何ですか?
A3:うーん、“最高の体験” とは言えないけれど、とっても楽しかったのは……演奏の途中で僕が歌うのを止めて、「観衆全員がギタリストのトゥイギーに向かって、ブラを投げつけなければ歌を再開しない」と言ったんだ。

すると50~100個くらいのブラが客席から飛んできて、トゥイギーのマイクスタンドに引っかかったよ。あれは、楽しかったな。でも全てのショーが素晴らしく、どの観客も最高だった。

Q4:今後どんなことをやってみたいですか?
A4:自分が出演しない映画の監督をしてみたいな。数年前に撮った、ルイス・キャロルを題材とした映画とは別の作品をね。あと小説もまた書きはじめたいな。僕は自分のことを語るのが好きだし、書くのも好きだ。この2つに取り掛かるためには、時間を見つけなきゃね。

最近までは、今まで体験のない主演俳優っていうのをやっていたんだ。それがクライム映画『レット・ミー・メイク・ユー・ア・マーター(Let Me Make You a Martyr)』だよ。オクラホマ州のタルサで撮影された映画で、殺し屋を演じたんだ。過去にも俳優をやったけど、これまでよりも気持ちを入れることができたのは楽しかったな。

Q5:なぜミュージシャンになりたいと思ったんですか?
A5:ジム・モリソンの自伝を読んだとき、彼の作品、彼の詩にとても惹かれたんだ。でも、僕が一番最初に魅了されたのは、ザ・ドアーズ(The Doors) の作品に触れたときだね。楽器の演奏よりも、彼らの詩の世界に強い興味を抱いた。

小学校でドラムのレッスンを受けたから、僕はドラム畑出身なんだけど、ジャズドラムの左手は難しくて、ドラムスティックを落としてばかりいたんだ。それに、もっとビートの激しい音楽がやりたかったんだ。

Q6:女の子の “お尻” と “お胸” 、どっちが好き?
A6:大切なのは乳首だ。お胸自体が大切なのではない。僕は乳首には、とってもうるさいんだ。どんな乳首が理想かは、秘密だけどね。お胸は形でも、サイズでもないのだ。

Q7:お父様との写真、素敵でした! ご両親は、最初からあなたの活動を認めていたんですか?
A7:母はエルヴィス・プレスリーの大ファンだった。僕のオールバックの髪型の原点はそこにあるかもしれない。父は、僕にも彼のようなセールスマンになってほしいと思っていたようだ。でも、僕のアート活動を見て、応援してくれるようになったよ。まあ僕と一緒にいると、たくさんの女の子と知り合いになれるしね。

Q8:映画『マトリックス(The Matrix)』にあなたの曲が使われましたね。映画の撮影現場には行かれたんですか?
A8:撮影現場には行っていないよ。監督であるウォシャウスキー姉弟の変わったオフィスに行っただけなんだ。映画に出てきそうなくらい変わっていたよ。そこで、僕の曲『ロック・イズ・デッド(Rock is Dead)』を映画の中で使いたいとオファーがあったんだ。

Q9:“マリリン・マンソン” に関する噂はたくさんありますよね。どう思われますか?
A9:「自分のムスコをなめるために、一番下の肋骨を除去した」って噂は、頭から離れない上、好きになれないな。遠くから見ているだけでは、僕のことを本当に理解することなんか出来ないと思うんだ。とっても表面的だ。

ときどき、みんなが僕のことを本物の人間ではなく、 “アニメのキャラクター” みたいに扱うように感じられるよ。僕が1人の人間だってことに気付いていないんだ。でも、アーティストであるためには、感情を持っていなければならないはずだ。まあ、持っているように振る舞うこともできるけど。

……さらなる質疑応答は、次ページ(その2)へ GO!

参照元:RedditFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ

【本人降臨】あのマリリン・マンソンがネット上で「何でも聞いてくれ」と質問を受け付け! Q&A 28選がこれだ!! 「どんな化粧品を使っていますか?」など

Q10:あなたは本当に “悪魔崇拝者” なんですか?
A10:今まで、一度だって自分を “悪魔崇拝者” だと思ったことはない。「悪魔教会」と関係はあるけど、悪魔崇拝は一種の哲学であって、宗教ではないと僕は考えている。

アントン・ラヴェイが書いた『サタンの聖書』から人生について色々と学んだよ。僕は自発的に学ぶタイプで、色々と研究している。スピリチュアル分野の様々な可能性に対して、狭い視野を持ちたくないんだ。だって、自分の目を覚まさせてくれる様なモノって、どこでだって見つけられるからね。

Q11:あなたの作品だけでなく、メイクも大好きです! どんなメイク道具を使っているか教えてもらえますか?
A11:もちろん。メイクするとき、僕は指を使うんだ。メイクの種類にもよるけど、だいたい5分くらいで済んじゃうかな。M.A.C と AquaColor、Makeup For Ever、クリスチャン・ディオールを使い分けるよ。ファンデーションはディオール、青色のモノは AquaColor、黒色のモノは色々なブランドを混ぜて使うんだ。でも Makeup For Ever が一番シックリくると思うよ。あと M.A.C もね。

Q12:人生に疲れたとき、どうしますか?
A12:飼いネコのリリー・ホワイトが助けてくれるんだ。悲しいとき、一人になりたいときなんか、リリー・ホワイトは僕のところにきてくれて、僕の頭の上に寝転んだりするんだ。でも映画を見て気を紛らすこともある。現実から抜け出して、他の世界に行けるからね。助けになるんだ。

▼右下にリリー・ホワイト、左端にマリリン様!

Q13:ダイ・アントワード( Die Antwoord)の『アグリー・ボーイ(Ugly Boy)』の PV に出演されましたね。彼らとの仕事はいかがでしたか?
A13:数年前からダイ・アントワードのことは知っていたけれど、この度、ようやく一緒に音楽の仕事をするチャンスに恵まれたんだ。彼らの PV に出演できたことは、とても楽しい経験だったよ。僕の元妻(ディタ・フォン・ティース)も現場にいてビックリしたな。だって、彼らはそのことを僕に秘密にしていたんだから。ちょっとした悪ふざけだね。でも上手く一緒に仕事ができたから、まあよかったかな。

また、僕はハロウィーンの日にライブをやったんだけど、ダイ・アントワードの Ninja がステージに上がってくれて、一緒に『ザ・ビューティフル・ピープル(The Beautiful People)』を歌ったんだ。結構なカオスっぷりだったよ。

▼ダイ・アントワードの『アグリー・ボーイ』がコレだ!

Q14:過去のことで何を変えたいですか?
A14:音楽業界で、僕を裏切った人たちに、ちょっと甘すぎたと思っているんだ。だから、彼らに対して、もっと厳しい態度を取るようにすると思う。でもそうすると、今とは違った状況になるはずだ。今は、何もかもをコントロールすることが出来ている。

好きな音楽を作れるし、好きなようにレコーディングできる。でも以前のレコード・レーベルは、僕が作った音楽、レコーディングしたかった音楽に、口出ししてきたんだ。僕が納得のいかない方法で、僕の作品を扱ったんだ。当時、そういった奴らを打ちのめせば良かったのかもしれない。でも、今は自分の立場に満足しているよ。

Q15:ピーナッツバターは、スムース派? それともクランチ派?
A15:スムース派だ。

Q16:バンドのギタリスト、トゥイギーはいっつもオモチャを持ち歩いているの?
A16:そうだね、彼はオモチャを収集しているよ。何をオモチャと定義するかが問題だけどね。彼は SF が好きなんだけど、実は僕たちの出会いは『スター・ウォーズ』が関係しているんだ。当時の僕は、『スター・ウォーズ』のオモチャを盗んで売りさばいて、トゥイギーは僕の客だったんだ。

Q17:“マリリン・マンソン” のタトゥーをいれる人たちを、どう思いますか?
A17:嬉しく思うよ。でも、僕のタトゥーをいれる人に会うと、僕はヤメるように説得するんだ。「僕のことが嫌いになったら、タトゥーだって好きじゃなくなるだろう?」ってね。でも、何らかの模様を体にいれること、自分の歴史やストーリーに新たな1ページが付け足されることは、人を幸せな気分にするんだ。

Q18:映画『パーティ★モンスター(Party Monster)』でマコーレー・カルキンと共演しましたね。いかがでしたか?
A18:マコーレーは、僕にとっての初タバコを買ってくれたんだ。僕は、映画の役として、タバコを吸わなくちゃいけなかったからね。『パーティ★モンスター』といえば、マコーレーが演じたキャラクターのモデルとなった人物、マイケル・アリグと会ったよ。殺人を犯した罪で刑務所に入っていて、出所したばかりのマイケル本人に会ったんだ。

……残りの質疑応答は、最終ページ(その3)で!

参照元:RedditFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ

【本人降臨】あのマリリン・マンソンがネット上で「何でも聞いてくれ」と質問を受け付け! Q&A 28選がこれだ!! 「どんな化粧品を使っていますか?」など

Q19:一緒に共演したいアーティストは誰ですか?
A19:現在、シューター・ジェニングスと一緒に何かやる計画が進行中だよ。彼とは、デヴィッド・ボウイの『キャット・ピープル(Cat People)』を一緒にカバーしたけれど、もっと一緒に音楽の仕事がしたいな。あとジョニー・デップとも一緒に音楽を作った。

トゥイギーとは、バンドを始めたころのコアな部分に戻ってみるつもりだ。ビリー・コーガンとも、きっと一緒に何かするはず。あとバンド、コーン(Korn) のギタリスト、ジョナサン・デイヴィスともね。

Q20:あなたのアコースティック・ギターを使った作品も大好きです。アコースティック・ギター主体のアルバムをリリースする予定はありますか?
A20:今、まさにアコースティック・ギターを使った計画を進めているんだ。どんな形になるかは分からないけどね。ジョナサン・デイヴィスも参加することになると思う。南部的な色合いの濃い出来上がりになるかもしれない。

そういえば、アルバム『スメルズ・ライク・チルドレン(Smells Like Children)』のレコーディングは、ブルース音楽が生まれたミシシッピで行ったな。これから僕は、もっとアコースティック・ギターやブルース音楽をやっていくのかもしれない。

Q21:卵はどう食べるのが好きですか?
A21:目玉焼きの片面焼き。

Q22:あなたの描いた水彩画が好きです。なぜ描き始めたんですか? また影響を受けた画家はいますか?
A22:あれは、アルバム『メカニカル・アニマルズ(Mechanical Animals)』をレコーディングしていたとき。ある晩、スタジオでちょっと暇な時間ができたから、外に出て、子供用の水彩画セットを買ってきたんだ。そして、絵を描き始めた。すると、制作に行き詰まったときなどに、絵を描くと気持ちが落ち着くことに気が付いたんだ。

それ以降、絵を描くことが僕の人生の一部になった。あと水彩画を選んだ理由は、染み、血の染みとかを思い起こさせるからなんだ。影響を受けた画家は、エゴン・シーレ、サルバドール・ダリ、マルセル・デュシャン。

Q23:来年2016年は、伝説のアルバム『アンチクライスト・スーパースター(ANTICHRIST SUPERSTAR)』が発表されてから20年目に当たりますね。このアルバムの全曲を演奏するライブの予定はありますか?
A23:トゥイギーとも、そのことを話していたところなんだ。当時は、何をやっても楽しかった。このアルバムを発売した直後のライブでも、アルバムの全ての曲を演奏したな。また同じことをする可能性は高いね。

Q24:スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)のビリー・コーガンとの共演はいかがでしたか?
A24:ビリーは、僕ととても似ていて、同時に逆の性質を持っていると思う。子供っぽい強情さは、僕と一緒だ。彼は自分がやりたいことに対して、ビジョンを持っている。その2つが合わさると、時としてトラブルを招くこともある。

でも、僕たちはケンカしていないよ。彼はいつだって、とっても協力的なんだ。彼は、僕に初めてのギターをくれたし、チューンの仕方も教えてくれた。1998年のことだ。

Q25:テレビドラマ『サンズ・オブ・アナーキー(Sons of Anarchy)』の最終シーズンに出演されましたね。いかがでしたか?
A25:俳優のトミー・フラナガンやチャーリー・ハナム、マーク・ブーン・ジュニア、デヴィッド・ラブラバなんかと仲良くなれたよ。みんな、演じたキャラクターみたいな面を持っているんだ。今では良い飲み仲間だよ。僕にはトゥイギー以外に、特に親しい友人がいなかったから、仲間ができたことが嬉しかったな。

また番組の中で、“あごヒゲ” を伸ばすのも楽しかった。僕のヒゲはなかなか生えてこないから、伸ばすのに苦労したけどね。好きな番組に出られたのはとても良い経験だったよ。

▼彼が出ているシーンはコチラ! でもちょっと過激な部分から始まるから閲覧注意。

Q26:ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のトレント・レズナーの仲は大丈夫ですか?
A26:僕の方には、彼に対して何の問題も抱えていないよ。確かに、彼が僕のキャリアに対してやったことは、問題視している。でも、彼は僕にインスピレーションを与えてくれた相手でもあるんだ。僕たちは対立している訳では無い。ただ、もう友人関係ではないってだけだよ。

Q27:エミネム(Einem)の『ザ・ウェイ・アイ・アム(The Way I am)』でコラボしたそうですね。いかがでしたか?
A27:実際に僕がコラボしたのは、リミックスを手掛けたダニー・ローハンだ。スタジオでは、エミネムとは何もしなかった。でも彼のビデオに登場したし、何回かステージでも一緒になったけどね。彼とはもう何年も会っていないな。

▼エミネムと一緒!

Q28:アルバム『イート・ミー、ドリンク・ミー(Eat Me Drink Me)』では、誰がドラムを叩いたんですか?
A28:覚えていないな。多分、ティム・スクロールが、たくさん叩いてくれた気がする。クリス・ヴァレンナだったかもしれない。レコーディングを行うときは、求めている音を正確に出したかったから、あえてドラム・マシーンを使ったんだ。

当時のレコーディングの記憶って、結構あいまいなんだ。覚えていないということじゃなくて、別のことを色々と感じていたんだ。ドラムの優先順位は、あまり高くなかった。

▼自身の Twitter で「質問してね!」と呼びかけたマリリン様。

参照元:RedditFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ

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