今回のご相談は、前回に引き続き、「お客様への片想い」です。前回は、女性が男性のお客様(利用者さん)に想いを寄せているケースでしたが、今回はその逆! 男性が、女性のお客様に想いを寄せているケースです。しかもお相手は、「大口のお取引があるお客様」とのこと! 憶単位でしょうか、それとも兆単位でしょうか……?
・ご相談内容(さすらいのエンジニアさん・男性)
「客先の担当者に恋しています。LINEの交換を行ない、毎日やり取りしています。また、月に1、2回食事等行っています。お相手は40代の女性です。告白することも考えましたが、大口の取引先で、いろいろと考えてしまいます。都合よく関係を使ってしまわないか……。別れてしまったとき、取引停止にならないか……。いままではその点が気になって、取引先のかたとはお付き合いしたことがありません」
・男性からのご相談大歓迎!
男性からのご相談が来るたびに嬉しくなってしまいます! なぜなら筆者は生粋のオトコ好きだから……じゃなくて! 色恋に対して真剣に向き合う男性の存在が嬉しいのですよ。おそらく女性読者の皆様も同じ思いかと存じます。一般的に、男性は恋愛の優先順位がうんと低い……そのように言われております。そんななか、男性からのご相談は、私たち恋する乙女にとっては、大いに励みとなるのです。
・付き合う前から別れたときの心配!?
筆者の嬉しい気持ちはさておき、ご相談内容を整理しましょう。さすらいのエンジニアさんが気になっているのは、「都合よく関係を使ってしまわないか」「別れてしまったとき、取引停止にならないか」、以上2点ですね。
後者の方は、いまから気にするのは野暮というもの。まだ付き合ってもいない段階で、別れたあとを想定していては、何もできなくなってしまいます。
確かに女性は感情的な生き物ですから、恋心が冷めた途端、ビジネス上での関係性も断ってしまうパターンもありえるでしょう。だからこそ! そうならないように交際中の段階から、「仕事は仕事、プライベートはプライベート」と、きっちり区切りをつける関係性を構築することが大事です。
まあ、そのへんは深刻に考えなくても大丈夫ですよ。なぜなら彼女は、あくまでも「客先の担当者」であって、彼女自身が「客」ではないから。イチ担当者の彼女が、私的な理由で勝手に取引停止にすることはできないでしょう。もし彼女が感情的になるとしたら、取引を停止するよりも、自分自身が担当を降りるかと想定されます。女とは、そういう生き物ですよ。
万が一、取引停止になったとしても、そのへんは、「もっと大口の取引先をゲットするぜ!」と、商人魂を見せて頂きたいですね! 色恋沙汰が絡まずとも、ある日突然取引停止になる場合だってあるでしょうから、常に新規開拓を意識することが大事かと。
・緊張感はマンネリ防止のスパイスに
次に、「都合よく関係を使ってしまわないか」という部分ですが、これはむしろ、恋のマンネリを防ぐには持ってこいの材料かと思われます。さすらいのエンジニアさんには、「1憶と言わず、1兆投資してくれよ」などの思惑があり、彼女の方にも、コストをおさえたい気持ちがあるでしょう。この緊張感は、男女関係にほどよいスパイスとなってくれるはずですよ。
すでに毎日LINEのやりとりをし、月に1~2回ペースで食事にも行っているとのこと。告白の成功率はかなり高いです。あとは、さすらいのエンジニアさん自身の気持ちひとつだと思います。これまで、取引先の女性とはお付き合いの経験がないとのことですが、前例は自ら作るものですよ!
恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト:Rocketnews24
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