俗に「日本語は最も難しい言語である」なんて言われることがある。真偽は置いておくとしても、確かに外国人にとって日本語学習は ややこしい点がたくさんある。
そのひとつが「ものの数え方だ」。日本語ネイティブなら、「え、そう?」と思っちゃうが、掘り下げるとこれが結構大変! そんな日本語学習者の気持ちが一発でわかるインフォグラフィック「How To Count in Japanese」を見てみよう。
・日本語の数え方をインフォグラフィック化
このインフォグラフィックは、「いち、に、さん……」と数字の読み方から、ものの数え方まで、基本をピシっとビジュアル化したものだ。
おなじ「1」でも、人間なら「1 “人” 」動物なら「1 “匹” 」と使う助数詞が異なる。だが、ややこしいのは助数詞の種類だけではない。「1匹」なら「いっぴき」、「2匹」は「にひき」、でもそれが「3」になると「さんびき」と読み方が違う!
4匹、5匹とこれ以降は「ひき」で統一かと思わせておいて、「6匹(ろっぴき)」もあるし、後ろには「8匹(はっぴき)」も控えている……。しかも、助数詞によって変化が微妙に異なるとか、どうなってるの日本語ーッ!?
・日本語ペラペラの外国人ってマジすごい
俗に、日本語には助数詞が500種類以上あると言われている。日常生活ではこんなにたくさんの助数詞を覚える必要はないとは言え、覚えるのはやっぱり大変。とくに英語など助数詞に親しみがない言語圏の人にとっては、存在自体が意味不明かもしれない。
日本語には、ひらがな、カタカナ、漢字もあるし、自動詞とか他動詞とか訳わからんし、敬語も難しいし……他にも覚えることがいっぱい! 日本語ペラペラな外国人を見ると、ハンパない努力をした人達なんだなぁと、ただただ尊敬だ!!
・「考えるな、アホになれ」
それにしても、日本語をマスターした外国人は一体どうやって覚えたのだろうか。日本語ペラペラどころか、大阪弁をもマスターした外国人に聞いたところ、こんな回答が返ってきた。「深く考えたらアカン。言語はアホになってマネして覚えた勝ちや」
参照元: Visually、Japanese Video Cast(英語)
執筆:沢井メグ
▼こちらがそのインフォグラフィックだ!