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関東も梅雨明けが宣言され、ここ数日は全国的に暑い日が続いている。十分な水分補給を行い、熱中症対策を万全にしていただきたい。さて、こう暑いとかき氷店も盛況で、お店によっては閉店時間を待たずに売り切れとなる事態も相次いでいるようである。

・イタリアンの名前の氷!?

かき氷の美味しいお店はたくさんあるのだが、そのなかでも屈指の名店を発見したのでご紹介したい。そのお店、「ペルラヴィータ十号坂」では、30食限定で天然氷を使用したかき氷を提供している。しかも味付けが特徴的で「もものカルボナーラ」や「沖縄マンゴーのパンナコッタ」など、イタリアンにちなんだ名前の氷を出しているのだ。

・昼はかき氷、夜はイタリアン

お店は京王線笹塚駅から徒歩5分のところにある。駅の方だと、首都高4号線の高架を抜けて商店街を通り、通りを一つ隔てたところにある小さなお店だ。外観はイタリアン食材のお店のようだが、中には小さなカウンターとテーブル席がある。そこで昼はかき氷、夜はイタリアンを提供しているのである。

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・素氷?

氷のメニューはそれほど多くはないが、いずれも魅力的なものばかりだ。かき氷のお店にしては珍しく、「素氷」というのを出している。これは、白蜜(50円)や練乳(100円)などのトッピングを選んで食べるというもの。氷そのものに絶大な信頼をおいている証ではないだろうか。

メニューにはもものカルボナーラのほかに、サングリア(赤ワイン+フルーツ)やカプレーゼ(トマト+バジル練乳)、バルサミコ(バルサミコ+練乳)など、イタリアンをイメージしたメニューが並んでいる。これはぜひとも制覇してみたいところだ。

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・もものカルボナーラだと!?

どれを食べようか迷った結果、私はもものカルボナーラに。さすがにパスタのカルボナーラを氷で再現するのは不可能である。とはいえ、この名前を選んだ以上、それに少しでも近づくための工夫を施しているに違いない。実際はどんなかき氷なんだ!?

・器にてんこ盛り

ここでは氷を手動のかき氷器で作っている。実物を見て、まず氷の粒の細やかなことに驚いた。やはり機械では出せないような繊細な食感にこだわっているのだろうか。その氷が器にてんこ盛り! かすかに色づいたシロップが実にうまそうである。

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・氷に黒コショウ

食べてみると、繊細ながらしっかりとした食感の氷。これに甘酸っぱい桃のシロップが浸みていて、ふわりと口のなかに涼感と甘さが広がる。これはなかなか、今夏食べた氷のなかでも屈指のウマさだ。正直、アイスモンスターと同等、いやそれ以上かもしれない! もうひとつ面白いのが、氷に黒コショウがふってあることだ。氷にコショウ!? と思ったが、これにより甘さが引き立っている。

・店主の氷に対する愛情を感じる

さらに食べ進めていくうちに、驚きの事実を発見! なんと、中に桃の果肉とジュレが隠れていた。最後まで飽きさせない演出が実に心憎い。これを食べてみて思った、店主はかき氷が大好きに違いない。そうでなければ、これほど細部にまでこった氷を作ることはできないからだ。見事である。

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ちなみにここ数日は、暑さのため早めに売り切れるとのことである。日によって客足にバラつきがあるようなので、事前にお店のTwitter(@marco_barbablu)をチェックしておくことをおすすめする。

・今回訪問した店舗の情報

店名 ペルラヴィータ十号坂 & シロッポ
住所 東京都渋谷区笹塚3-17-3 つるやビル 1F
営業時間 11:00~24:00(かき氷の提供は12:00~15:00、限定30食)
定休日 不定休

参考リンク:Twitter @marco_barbablu
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼これがかき氷「もものカルボナーラ」(800円)だ!
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▼天然氷を手動のかき氷器で削る。繊細な食感のなかにほんのりとした甘さ
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▼食べていると、中から桃果肉とジュレが出てきた! これがまた美味しい~!!
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