心理学と統計学とを融合して、その人のパーソナリティを赤裸々に解析する「ディグラム診断」。2015年6月にフジテレビの特番で紹介されたことを機に、人気が高まっている。この診断、最大の特徴は従来の占いや心理テストと異なり、統計によって結果を導き出していることだ。
データが集まれば集まるほど精度が高まり、より詳細な性格分析が可能になるのである。そのディグラム診断を用いた合コンが開催された。容姿や年収は置いておき、性格だけをマッチングするこの合コン。かなり興味深いイベントであった。
・テレビ出演で問い合わせ殺到!
このイベントは2015年7月15日に東京・新宿歌舞伎町のカフェバー「ビーウェイブ」で開催された。当初は男女10対10くらいを想定していたのだが、ディグラム診断がテレビで紹介されたことをきっかけに、問い合わせが殺到。結果的に16対16、会場は参加者でいっぱいになってしまった。
・明るい波形の人たち
今回は事前に参加者の性格を紐解き、明るい性格の人を中心にメンバーを構成したそうである。そのためか、会場は終始明るいムード。あちらこちらで会話が盛り上がっている様子が見受けられた。イベント内容は以下のような流れである。
・ディグラムコンの流れ
まず最初に男女全員が1人ひとり自己紹介。そのときに顔と名前を覚える。次に男女が別々になって、ディグラム・ラボのメンバーのアドバイスを受けながら、誰が好みかを話し合う。そこからフリータイムである。最初の自己紹介で印象の良かった人と話したり、そのほかの参加者と歓談することになる。
・会話の糸口があるから最初から盛り上がる
通常のイベント合コンの場合、場の雰囲気が温まっていないと会話が弾まないものである。できるだけ良い印象を与えたいと思っている初対面同士では、どうしても気を遣うというか、空気を読みすぎてしまうものだ。その点、この合コンは全然違った。全員がディグラム診断を受け、自分の波形を知ったうえで、ほかの人の波形も気になっている。だから初対面でも「何型ですか?」と尋ね合うことができるのである。
・相手へのアプローチまでアドバイス
さて、歓談が進んでいる間に、ディグラム・ラボのメンバーは誰と誰が調子が合うかを解析し、1人ひとり呼び出してアドバイスを開始。これが普通のアドバイスとは少々違っていて、「もっと積極的に」といった感じにけしかけていくものではない。参加者のなかでズバリ誰が合うかを教えるのだ。しかも、その相手へのアプローチの仕方まで指南する。
・ディグラム・ラボの解析
最後の告白タイムで、かなり驚くべき事態が起こった。それは告白した人たちはかなりすんなりとカップル成立してしまったのだ。全員という訳にはいかなかったが、3組が立て続けにカップル成立。バシッ! と成立する感じは、見ていて気持ち良かった。ちなみに今回カップル成立した3組の男女について、ディグラム・ラボは以下のように解析している。
台形型3 男性 + N型1 女性
「優しくてノリが良いけど、どこか自信なさげな『N型1』女性に対し、クレバーだけどノリが命な明るい『台形型3』男性をオススメ。典型的な『自分を引っ張ってくれる人がいい』という女性に、『引っ張ってくれる』男性をマッチングさせた事例です」
N型1 男性 + Aボトム型 女性
「お互い似たもの同士な波形がマッチングした事例。比較的に厳しさ(CP)が高い女性が、どこかおっちょこちょいでお茶目な男性をしっかりサポートする組み合わせ」
NPトップ型 男性 + Aボトム型 女性
「論理性が低く、子どもの度合い(FCとAC)が高い女性に対し、親のような優しさと包容力を持った男性をマッチング。優しいだけではなく時には厳しい大人な男性が、どこか自分に自信がなく迷っている女性をリードするという事例」
・攻略の筋道が見える?
どうやら波形が相反するパターンか、もしくは近い波形のパターンがうまくマッチングするようだ。まだディグラム診断に挑戦したことがないという方は、一度HPでたしかめてみよう。また意中の相手がいるという人は、その相手にディグラム診断をやってもらうと、攻略する筋道が見えてくるかも!?
取材協力・資料提供:ディグラム・ラボ
Report:佐藤英典