急所とは攻撃されると命の危険が伴う場所のことを指す。男性でいえば、まるで地獄のような苦しみを味わう “あそこ” がそう。その危険度は、もし握りつぶされたら死にいたることもあるくらいヤバい。
もはや考えたくもない急所関連の事故だが、この度総合格闘技の試合でとんでもないアクシデントが起きたのでご報告しておきたい。一体、何が起きたのか。その様子は、動画「Impressive side flip ball stomp by Wu Ze – Asian MMA」で確認できるぞ!
・シンガポールの総合格闘技
その事件は、2015年6月20日に行われたシンガポールの総合格闘技イベント「ONE Fighting Championship」、フイ・チャン・ウー(白)vs ウー・ゼ(赤)の試合で起きた。迎えた2ラウンド、寝技の攻防からウー・ゼが立ち上がり、体をクルッと捻ると全体重を乗せた側宙キックを放つ。腹に一発……といったところだろう。
・急所をクリティカルヒット
ところが! このキックはあろうことかフイ・チャン・ウーの急所を直撃! しかもグニュリと踏んでしまうのである!! ファールカップはもちろん装着しているだろうが、凄まじい痛みであることが苦しんでいる姿から伝わってくる。これは辛い……。見ているこちらまでタマらない光景だ。
・大ダメージ
格闘技で急所に打撃がヒットすることはめずらしくはないが、ここまでド派手な一撃を食らうのは事故そのもの。おそらく彼に反撃するパワーは残されていなかっただろう。この一撃が影響したのか、急所にダメージを負ったフイ・チャン・ウーは、直後の4:42に絞め技で敗北を喫している。