歌手のJUJUさんが全国アリーナツアー「JUJU ARENA TOUR 2015ジュジュ苑」の東京公演を開催した。「ジュジュ苑」とは、カバー曲とオリジナル曲を織り交ぜたセットリストを展開する人気ライブシリーズで、今回はデビュー10周年を締めくくる節目のツアーである。
「10周年……そんなになるんだ」というのが、筆者の率直な感想だが、ファンは彼女の何に惹かれてライブに足を運んでいるのだろうか? そこで、国立代々木競技場第一体育館ライブに集まったファンたちに、直接その魅力を聞いてきたぞ!
・ファンの年齢層が高い
筆者が抱くJUJUさんのイメージは、ざっくりと「繊細な女心を歌うアーティスト」といった感じだったので、その歌詞に共感する若い女性ファンが多いのかと思いきや、会場に到着すると年齢層はかなり高い。平均すると、おそらく30代後半から40代前半といったところだろう。
しかも3割ほどは男性ファンで、なんとなく「若い女の子だらけの会場」かと思っていたのだが、全く想定と違っていた。先述したとおりデビュー10周年であり、調べてみるとJUJUさん自身も39歳なので、会場の年齢層が高いのは当然といえば当然かもしれない。
・曲もスタイルもいい
さっそく話を聞いてみると、「歌詞がいい」「曲がいい」「声が素敵」という意見が多かった。特に歌詞は男性ファンにも深く刺さっているようで、「最初は彼女に連れられてきたけど、いつの間にか自分の方がハマりました」という男性もチラホラ見受けられた。
次に「スタイルが抜群」という意見も多く聞かれた。しかもこれは男性ファンではなく女性ファンから多く聞かれた意見で、特に「足は最高」と多くの女性ファンが絶賛していた。スタイルの良さを長い間キープし続けているところも、女性ファンから見ると魅力的に映るらしい。
・熱烈なファンが少ない
「サバサバ感がいい」という意見も多かった。中には「スナックのママ感がハンパない」という人もおり、自然体のカッコよさがあるという。加えて、歌声は当然として「英語が堪能で素敵」だったり「MCが面白い」という声もあったから、ある意味でのギャップも魅力なのかもしれない。
今回印象的だったのは、「熱烈なファンです!」 という人が少なかったこと。普通この企画を行うと、大体は「ファン」もしくは「熱烈なファン」である。ところが会場にいたのは「ライブ初めてです」という人や「何となく連れられてきました」という人が多かった。
・圧倒的な親しみやすさ
ファンではないアーティストのライブに行くのは、若干敷居が高いものだが、JUJUさんの場合はどうやらそうでもないらしい。ヒット曲や有名カバー曲も多く、本人の自然体な魅力もあり、そこまで熱心なファンでなくてもフラッと参加しやすい魅力があるようだ。
つまり、曲も人柄もかなりの親しみやすさ、入りやすさがあるということだろう。確かにJUJUさんと同じカテゴリーのアーティストを考えてみたが、なかなか当てはまらない。突出した親しみやすさを持つアーティスト、JUJUさんの今後の活躍にも期待したい。
参考リンク:JUJU オンライン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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