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私(佐藤)の生まれ故郷は島根県である。飛行機で帰省する場合、出雲市の空港を利用することが多いのだが、気付かないうちに出雲空港の名称が、「出雲縁結び空港」に変わっていた。

近年はこのように愛称を設けている空港が多いようなのだが、最近山形空港に行き、その愛称に少々驚いてしまった。というのも、一瞬「え?」と聞き直してしまうような愛称だったからだ。その愛称とは!?

・愛称がその県を本当に象徴してるの?

先に、出雲縁結び空港について言わせてもらうと、出雲大社にあやかってこの名称にしたのはわかる。しかし島根は出雲大社だけが見所ではない……。松江市出身の身からすると、「何でもかんでも出雲大社に結びつけるなよ」と言いたくなる。

・4割がサクランボ関連だったのに……

山形空港は2014年に2月17日から約2カ月間、同じく山形県内の庄内空港と共に愛称の公募が行われていたそうだ。県外者の印象としては山形と言えば真っ先に「サクランボ」が浮かんでくる。山形空港に関しては、公募された名称の約4割が「サクランボ」や「チェリー」「Cherry」などだったそうだ。まあ、妥当な名称ではないだろうか。ところが!

・「おいしい」に決定!

最終的に決まった名称は、「おいしい山形空港」、「おいしい庄内空港」である……。

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もう一度言おう、全体の約4割がサクランボに関する名称を挙げていた。しかし決まったのは、山形空港の愛称候補のうち全体の0.7パーセントだった、「うまい」「うんまい」など、「おいしい」という言葉に関するものだった。これらを踏まえておいしい山形空港になったそうだ……。

・一瞬耳を疑った

着陸時の機内アナウンスでCAが、「間もなく、おいしい山形空港に到着します」と言ったとき、私は一瞬その言葉を聞き取ることができなかった。なぜなら、空港がおいしいのかな? と誤解してしまったからだ。山形県のホームページによると、以下のようにある。

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・「おいしい」の趣旨

「『おいしい』という言葉には、『味がよい』という意味だけではなく、『好ましい』、『優れている』、『見事だ』という意味があります。『人も食も、自然も文化もすべてがおいしい。』そんな思いを込めて、愛称を『おいしい山形空港』、『おいしい庄内空港』に決定しました」(山形県公式ページより引用)

・「OC」でも良かったのでは?

なるほど! そういう意味だったのか。食べ物だけでなく、人も自然も素晴らしいと言いたかったわけだ。それならより個性的に「うんまい山形空港」でも良かったんじゃないかなあ~。もしくは「OC山形空港」の方が若い人たちにウケる気もするが。まあとにかく、印象的な名前であることに違いない。たしかに山形は美味しいものにあふれている!

参照元:山形県
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.

▼OC山形空港でも良かったんじゃないかなあ~……
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