野球は何が起きるかわからないスポーツだ。先日、振り逃げから三塁まで到達した珍プレーがあったように、真剣勝負の中ではハプニングが起きることもめずらしくない。環境や監督の采配ひとつで、状況は激変してしまうものである。
そんな中、お隣・韓国のプロ野球でなんと「三塁手がキャッチャーの後ろで守る」という珍シフトが見られたので、動画と共にご紹介したい。前代未聞のプレーと結末は、次の通りとなっているぞ!
・1点も与えたくない場面
珍シフトがあったのは、2015年5月13日に行われた起亜タイガースとKTウィズの試合。5−5の同点で迎えた9回表、2アウトでランナーを二・三塁に背負ったシーンで、起亜タイガースの監督が動いた。
・執念の采配
彼は敬遠策で満塁を指示すると、三塁手をキャッチャーの後ろへ配置。そう、キャッチャーが後逸したとしても、ランナーを本塁へ帰さない……何があっても絶対に1点も渡さない……そんな執念が感じられる采配をしたのだ!!
・ルール違反だった
前代未聞なだけにどうなったのか気になるところだが、結論からいうとこの采配はルール違反。始めからファウルゾーンで守ることはルール上認められず、却下されるという恥ずかしい結果になってしまった。
ちなみに試合は延長戦に突入し、10回を戦った末、起亜タイガースが9-8で勝利している。ルールを知らず恥ずかしい思いをしたとはいえ、起亜タイガース監督の勝利への執念が実ったか。
▼さりげなく三塁手がキャッチャーの後ろに
▼気づいた審判が待ったをかけると……
▼ルールに則っていないということでダメ
▼選手(まぁそうだよな……)
▼動画はYouTubeで見よう!
https://www.youtube.com/watch?v=NcSosnEMSEk