思い切り走り回る子供たちの笑顔を見たい。2015年4月、その願いから阪神タイガースの鳥谷選手は、自ら理事として一般社団法人「レッドバード」を発足。履かなくなった子ども用靴の寄付を呼びかけている。
・プロジェクトのきっかけ
2014年オフ、鳥谷選手が野球教室を開こうとグラブを持参し、フィリピンを訪れたのがきっかけ。その際、出会った子どもたちが靴を履いておらず、それを見た鳥谷選手は「必要なのはグラブじゃなくて靴だ」と感じたという。
・レッドバードの活動内容
思わぬ光景を目の当たりにした鳥谷選手は、ともに同国を訪れた赤嶺昇県議らと話し合い、今回の活動を決意。主にフィリピンを中心とするアジアの恵まれない環境の子供たちへ靴を届けるプロジェクトを開始した。
そして沖縄を拠点に立ち上げた「レッドバード」の活動には、鳥谷選手と早稲田大学で同期の比嘉寿光さん、クリーニング・丸三(浦添市)の荷川取浩二社長も賛同。目標の1万足に向け、鳥谷選手は自身のフェイスブックでも呼びかけている。
・アジア各国へ支援
今後、レッドバードは1年に1回のペースで受け入れ先に靴を贈る予定。また、4月25日に発生したネパール大地震の被災地へも支援をしていくとのことだ。募集している靴は、12センチ~28センチ程度。靴を寄付する際の詳細は、ホームページで確認していただきたい。
参照元:レッドバードプロジェクト、Facebook
執筆:原田たかし