【激安海外】航空券&宿代込み5万円でベトナムを満喫できるかやってみたら77円あまった! 宿はバックパッカーもビビるレベルのベトナム式カプセルホテル(その2)
日本を朝に発って、台北の空港で数時間待ってから飛行機を乗り換え、夕方頃にベトナムはホーチミン市のタンソンニャット国際空港に到着した。この空港の名物であり特徴なのが、“出待ち” の人が大勢いるということ。ビックリするほど待っている。なんだかスターになった気分であるが、誰も私の事など見てはいない。
・空港から市内までの市バス → 5000ドン(約27円):残高3469円
さて、まずやるべきことは宿近くの市内に行くことである。タクシーを使うのが最も安全かつスピーディーだが、ここは安さを求めて路線バスをチョイス。空港を出たすぐそばに乗り場があるので、初心者でも安心して利用することができる。しかも、これ1本しかないので迷うことはない。
行き先は、ホーチミンシティの安宿街ファングーラオ通り&デタム通りにも近いベンタイン・バスターミナル。観光名所でもあるベンタイン市場のすぐそばだ。価格は5000ドン(約27円)と激安で、交通渋滞にもよるが遅くとも50分ほどで到着する。
ちなみにタクシーだったら価格は16万ドン(約889円)〜20万ドン(約1112円)、所要時間は約20分といった感じだ。ベトナムならではのバイク集団を横目にみつつ、市内へ到着。
・衝撃的すぎたベトナム式カプセルホテル
市内についたら、とりあえず宿にチェックインだ。ベンタイン市場からテクテクと10分ほど歩いたところに、激安宿プックカンホテルはあった。
ニコヤカなスタッフにパスポートを見せ、無事にチェックインは完了。支払いは、DeNAトラベルでブッキングした際にクレジットカードで決算されているという。そして「部屋はこちらです!」と通された場所は……あまりにも私にとって衝撃的な光景だった!!
カ、カプセルホテルつったらカプセルホテルなんだけど……どっちかっつーと穴ぐら! 完全に穴ぐら! あの謎の写真 “畳まれた布団だけ” の意味もすぐに分かった! 穴ぐらに布団があるだけ!! マジのマジでそのまんま! 写真に偽りなしっ……!!
若いころ、2年半ほどバックパッカーをしており、これまで様々な安宿には泊まってきたが、このタイプは初めてだった。2段ベッドではなく、押入れ的な穴ぐら……いわば「縦長式ドラえもんの寝床」といった感じである。
とにかくこれは衝撃だった。こんな宿をオンラインでブッキングできるなんて、DeNAトラベルは超エキスパートモードのバックパッカーにも対応しているといっても過言ではないだろう。ちなみに、こちらの穴ぐら部屋、シャワー&トイレは共同だが、洗面所は3つもついている親切設計。また、穴ぐら内には自分専用のコンセントもあるぞ。
・バインセオの名店「46Aバインセオ」 → 交通費込1132円:残高2337円
あまりにも衝撃的な宿であったが、とりあえず寝れればOKなので問題なし。さっそくベトナムならではのディナーに向かおう。狙いを定めたのは、ベトナム式お好み焼きこと「バインセオ」の名店『バインセオ46A』だ。
地元民からも圧倒的な支持を得ている、まさしく「バインセオといったらここ」的なお店である。しかしながら、市内からは少し離れた場所にあるため、徒歩で向かうにはキツイ距離。ここは一発、勇気を出してバイタクことバイクタクシー(セオム)を使ってみよう。
とにかくベトナムのバイタクは、価格交渉が非常にキツい。10倍ボッタクリなんて当たり前。事前に、宿のスタッフなどに「ここに行きたいんだけど、だいたいどのくらいかかるかな?」と相場を聞いておくのがコツである。
宿のスタッフによると「外国人なら50000ドンかなぁ」とのことなので、まずは20000ドンから交渉し、結果的には片道40000ドン(222円)、往復80000ドンで落ち着いた。
バイタクのおっちゃんのケツに乗り、バイクだらけの道をスイスイと走って行く。たまに事故もあるらしく、危ないつったら危ないのだが、このスリルがタマらない。また、スリ抜けしまくるのでタクシーで行くより早く到着する。単なる移動手段というよりも、1アクティビティだと思って利用するのが吉であろう。
・やっぱり美味いバインセオ
さあ、そんなこんなでバインセオだ。この「バインセオ46A」は、本当に古くからの人気店で、閉店間近になるとバインセオも品切れになる。地元民はもちろん、外国人旅行者も多数訪れる有名店なのだ。
注文したのはバインセオと生春巻き(2本)、そしてサイゴンビールだ。生春巻きが美味いのは当然だとして、やはりこの店のバインセオはマジのマジで最強に美味い! 皮はパリパリ、中身はモッチリ、もやしはシャキシャキで文句なし! この店のバインセオを食べてしまったら、日本で食べるバインセオが物足りなくなるから要注意。
・1日目終わって残高2337円
帰りは、お店の前で待機していてくれたバイタクのオッチャンのケツに乗って宿へ戻る。1日目が終わった時点で、はやくも残高2337円。このわずかな金額で、残りの日程をどう充実させるのか? ここからはダダダッと急ぎモードで紹介するぞ! 77円まで使い切った、充実のベトナム旅のラストスパートは次ページ(その3)へ。